魚の呼び名01 「カゲキヨ(景清)」と呼ばれる魚たち
赤くド派手な魚はカゲキヨくんと呼ばれる
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「かげきよ」は歌舞伎十八番、「景清」の主人公、平景清の衣装が赤を基調として武張っていることから、赤い魚で棘や鰭が大きいなど目立つ魚の呼び名となる。
分類学的にはキンメダイ科、イットウダイ科、キントキダイ科にまたがる。
キンメダイ科/キンメダイ
イットウダイ科/アカマツカサ、イットウダイ、エビスダイ
キントキダイ科/チカメキントキ、キントキダイ、クルマダイ
「景清」は平家物語の登場人物、平景清(藤原景清、悪七兵衛景清)をモデルとしているが、「曾我兄弟と助六」と同様に史実とはなんら関わりがない。
助六同様、様々な歌舞伎の演目になんの必然性もなく登場する。
享保17年(1732)に二代目市川團十郎によって歌舞伎十八番「景清」が初演され、人気を博す。
江戸で人気が出ると、国内隅々、村芝居などで演じられるようになり、広がって行く。
『平家物語』で源氏と戦い、勇敢な武士であったということで非常に大胆で武張った装束を着る。
その装束の色が赤だ。
余談になるが、歌舞伎十八番の特徴は人を驚かすような大胆な衣装ではないか?
独特の化粧である隈取りも市川團十郎が考えたこと。
歌舞伎はこの衣装や化粧とともに日本全国に広がる。
「平景清」は、以後、江戸時代に生まれたヒーローとして人口に膾炙する。
この江戸時代のヒーローである「平景清」を思わせる魚、という意味の呼び名なので一次的魚名ではない。
18世紀以降の呼び名ということになる。
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