202506/29掲載

宮城県産だるまで生いろいろ、まずは刺身

買った値段の三倍払ってもよかった気がする


念のために、今回のメバチマグロはたぶん宮城県産だろうとは思うが自信がない。
舵丸水産、クマゴロウが渡波(石巻市の水産会社)のパーチをひらひらさせながら、これだ、と言っただけなので、とりあえず宮城県産である。
下ろしているのをみて、まず惹かれたのが身色のにぶいところだ。
赤いマグロは、大物でマグロ屋が発色させたものはいいが、「だるま」に当てはまらない。
実にいい色だったので買い、だと思った。

逢魔が時に血合いを除き腹と背に分ける。
背は、皮に近い部分と中心部分に厚みを二等分する。
皮の方の、皮を引いて刺身にしたもの。
皮を引く包丁に脂がべっとりとついている。

刺身はやや厚めに切る。
ちなみに写真で、今のボクには2人前である。
今回は3枚食べたが、実に食べでがある。
こんなとき、食べてくれるご近所さんはありがたい。

「だるま」なのに酸味が少なく、強いうま味がある。
舌を飽きさせない味である。
久しぶりに本物ビールで舌を洗う。
ちなみに翌日はお昼にご飯のおかずにしたが、ビールよりもご飯が上だと思った。

「だるま」サイズはお買い得なのも結構


八王子綜合卸売協同組合、舵丸水産にたぶん宮城県石巻産だろうという「だるま(メバチマグロの1m前後)」が来ていた。
ほぼ10kg前後ですでに下ろした後だった。
これを4分の1買う。
舵丸水産のいいところは、かなりわがままがきくことだ。
これでうんと多彩な料理を作るがまず刺身から。
■舵丸水産は、一般客に優しいので、ぜひ近くにお住まいの方は一度お寄り頂きたい。

このコラムに関係する種

メバチマグロのサムネイル写真
メバチマグロBigeye tuna海水魚。日本列島周辺。日本海には希。朝鮮半島南岸、済州島、世界中の温・熱帯域。・・・・
詳細ページへ


Copyright©2025 Bouz-Konnyaku All Rights Reserved.

呼び名検索

方言を含む全ての名(標準和名,方言,呼び名,外国名,学名)から水産物を検索します。

閉じる