ホウボウはどうやってご飯を食べているのか?

ウミヒゴイ属(Parupeneus)について

ウミヒゴイ属は国内にいる種も多く、北上傾向にあり、ホウライヒメジなどは相模湾でも普通に見かける。漁獲量も全般に増えていて、食用魚としての重要性も増している。種とは関係なくオジサンとして流通することが多い。
Species Parupeneus barberinoides (Bleeker, 1852)/インドヒメジ/Rouget-barbet barberin
Species Parupeneus barberinus (Lacepède, 1801)/オオスジヒメジ
Species Parupeneus biaculeatus (Richardson, 1846)/ミナベヒメジ
Species Parupeneus chrysopleuron (Temminck & Schlegel, 1843)/ウミヒゴイ
Species Parupeneus ciliatus (Lacepède, 1802)/ホウライヒメジ
Species Parupeneus crassilabris (Valenciennes, 1831)/フタスジヒメジ
Species Parupeneus cyclostomus (Lacepède, 1801)/マルクチヒメジ
Species Parupeneus heptacanthus (Lacepède, 1801)/タカサゴヒメジ
Species Parupeneus indicus (Shaw, 1803)/コバンヒメジ
Species Parupeneus insularis Randall & Myers, 2002/フタオビミナミヒメジ/Twosaddle goatfish
Species Parupeneus jansenii (Bleeker, 1856)/ロケットヒメジ/Jansen's goatfish
Species Parupeneus multifasciatus (Quoy & Gaimard, 1825)/オジサン
Species Parupeneus pleurostigma (Bennett, 1831)/リュウキュウヒメジ
Species Parupeneus spilurus (Bleeker, 1854)/オキナヒメジ
国内に生息しない。
Species Parupeneus angulatus Randall & Heemstra, 2009
Species Parupeneus chrysonemus (Jordan & Evermann, 1903)
Species Parupeneus diagonalis Randall, 2004
Species Parupeneus forsskali (Fourmanoir & Guézé, 1976)
Species Parupeneus fraserorum Randall & King, 2009
Species Parupeneus louise Randall, 2004
Species Parupeneus macronemus (Lacepède, 1801)/Long-barbel goatfish
Species Parupeneus margaritatus Randall & Guézé, 1984
Species Parupeneus minys Randall & Heemstra, 2009
Species Parupeneus moffitti Randall & Myers, 1993
Species Parupeneus nansen Randall & Heemstra, 2009
Species Parupeneus orientalis (Fowler, 1933)
Species Parupeneus porphyreus (Jenkins, 1903)
Species Parupeneus posteli Fourmanoir & Guézé, 1967
Species Parupeneus procerigena Kim & Amaoka, 2001
Species Parupeneus rubescens (Lacepède, 1801)
Species Parupeneus seychellensis (Smith & Smith, 1963)
Species Parupeneus trifasciatus (Lacepède, 1801)


ホウボウはどことなく昆虫に似ている


魚のご飯や、ご飯のとり方は口の形から想像できるのではないかと考えている。魚の口には様々な形がある。歯がない魚もいるし、歯がある魚もいる。
魚は、吸い込む、つつく、かじり取る、丸呑みにするなどいろんな方法でエサ(ご飯)を食べていて、それぞれに最適な口の形に進化しているのだ。
11月26日、まずは眼の前おかれた魚、ホウボウの口を見ていろいろ考えてみたい。

口が下向きなのは砂地など、底にいる生き物を食べているから


ホウボウは胸鰭の下の3つの軟条が昆虫の脚のようになっていて、歩くことができる。この軟条は歩行のためでもあるし、感覚器官でもありエサの存在を探ることができる。
口は前ではなく斜め下に開く、大きく開けるとシャベル状である。上顎の吻(最先端)に櫛状の小さな棘があり、少し反っているのは、たぶんこれで砂などの中にいるご飯を掘り起こすのだと思う。

口は意外に大きいが凶暴な感じはしない


大好きなご飯はエビやカニや、軟体類であるタコ、イカなどのゴカイなどの環形動物や小魚などである。このご飯達はとても弱々しく、さほど強い抵抗はしない上にそんなに硬くないのだろう。
ホウボウにも歯があるが小さいので、嚙んで殺したり、砕くなどのためではなく食べたエサを逃がさないためのものではないかと思う。
胸鰭は翼となり泳いでいるときの体の安定にも使われるが、むしろ日陰を作り、大好きなご飯である甲殻類の小さなシャコやエビやカニ、小さな魚のヒメジなどが後ろに逃げないように、威嚇してとうせんぼしているのだと思う。前に逃げたご飯をすばやくシャベルですくい取る。
こんな形の口の形だからこそホウボウは日々のご飯に困らないのだ。


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