湿気た色変わりした板ノリは佃煮にする
板ノリの保存は難しい
板ノリは焼きノリもあるし、生板ノリもある。頂き物があり、義理で買ったものもあるし、伊勢の旅でたっぷり買い物をしてオマケでもらったものもある。
すべて密閉できるビニールに入れて冷蔵保存しているが、それでもときどきダメになるものがある。そんなダメになった板ノリは捨てないで集めて置く。これを「海苔の佃煮」に作り替えるのである。
今回のものは焼き海苔7割で生板ノリがほぼ3割、数枚味つけ海苔が混ざっている。これを佃煮に変身させる。ちなみに佃煮に向いているのは生板ノリである。
ノリの佃煮は市販のものよりも自家製がうまい
最近、市販のノリの佃煮、「アラ」も「江戸紫」も、子供の頃食べていた「磯じまん」も味が濃すぎて食べられなくなっている。年をとると濃い味好きになるのかな、と思っていたら、薄味好きに今のところ変化してきているのだ。年を重ねないとわからないことって多いのである。
だから板ノリで作る佃煮も非常に薄味にする。
ダメになったノリはボウルなどに入れて水を最低限加えて置く。徐々に溶けてくるのでときどきかき混ぜる。
鍋にみりん3、醤油1を合わせて煮立たせた中にほとびらせたノリを加えて、ひたすらかき混ぜながら水分を飛ばす。