4月、岐阜県多治見の旅2 多治見の「ころかけうどん」

「ころかけうどん」を食べるための多治見でもあった


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「ころかけ」とは何か?
名古屋市では食堂のオヤジサンに聞いたけどわからなかった。
知り合いのライターが知っているというので聞いてみた。
岐阜県や愛知県では、たまり醤油を樽に入れ「ころころころがす」と味に丸みが出る。
それをそのまま「かける」のでこの名がついた、という。
まあ、これが正しいのか、どうかわからないが、調べると時間がかかりそうなのでボクの脳の外に放り投げておく。

岐阜県は揖斐川町(すなわち西部)から、恵那市(東北部)から、点々とめぐり、食べものを片っ端から買って撮影して食べてみている。
ここに憶測とか、考察はなく、ボクの分野で後々に、その土地の食品や土地柄を再度確認するためだ。
このなんでもかんでも集めるのは、水産生物と人との関係を調べる上で非常に重要なことなのだ。
今回の旅も、出来る限り食料品を買い、見てまわるのも目的だったが、この多治見にある「ころかけうどん」と伊勢地方にある「伊勢うどん」を比較してみたかったのもある。

「伊勢うどん」は三重県で何度も買っているし店でも食べているので馴染みがある。
しかも今や、都内で比較的簡単に手に入る。
これに対して「こりかけうどん」は現地に行って食べてみなくてはならない。

「こりかけうどん」発祥の店とされる『信濃屋』には40年くらい前に立ち寄っている。
画像はポジで残っているが、焼いていないのではっきりしない。
この時代に料理店で料理を撮ることはたいへん勇気がいったし、撮影をする人など皆無だった。
岐阜県多治見市の40年前の旅では、この店だけの写真が残っている。
撮りやすい店の雰囲気だったのかも知れない。

40年前と周りの景色がまったく違っている


さて、『信濃屋』に到着すると、ちゃんと駐車場もある。
40年前、店の前の道は、車の通りが多かったと記憶しているが、現在は道幅が狭くて車の通りもまばらだ。
店は40年前とまったく代わっていない。

店に入るとほぼ満席だった。
お願いしたのはあたたかい「ころかけうどん」と「支那そば」で40年前と同じ。

信濃屋の「ころかけうどん」はボク好みだ


「伊勢うどん」のたれは真っ黒で醤油そのものの濃度で甘いが、「ころかけうどん」は見た目ほど醤油辛くなく、ほの甘く、すすれるほどに優しい味である。
うどんは腰があるというほどではないが、もっちりして喉ごしがいい。
たまり醤油で作った地でだしの存在は希薄だが、甘味がある。
この甘味は醤油本来のものか足したものなのかわからない。
名古屋で食べたものよりも、明らかに上で、とてもボク好みだ。

志那そばは、次回はボクはいらないかも


「志那そば」はまったりした「ころかけうどん」と同じ方向性のもので、麺が違っているだけに思える。
個人的にはうどんだけでもよかったかも知れない。

さて、ゆでたうどんにつゆではなく、たれ(地)をかけるという意味では岐阜県・愛知県の「ころかけうどん」と三重県の「伊勢うどん」は似ている。
ただし、うどん自体もたれ自体もまったくの別物で、味の共通点はほとんどない。
とするとふたつのうどんにはまったく関連性がない、とするしかない。


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