今季初むきガキで「かき飯」を作る
大小合ってもマガキに変わりがあるわけではないけれど
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八王子卸売協同組合、舵丸水産で今季初のむきガキ(マガキ)を買った。
荷の箱が見つからなくて産地不明だったが岩手県産かも知れない。
持ち帰って驚いた。
全体に小さくて、破片としか思えない大きさのものまで混ざっている。
なのに高い。
舵丸水産では大きくて粒ぞろいのものは仕入れられなかったようだ。
今回は片栗粉を絡めて洗う。
布の上でつぶを揃えながら、極小だけを集めて、醤油に漬け込む。
この極小がバカにならないほど多いが、つぶを揃えたものの値段を聞くととても手が出ない。
こんなに遅い初むきガキも初めてだし、こんなにつぶの揃っていない小さなむきガキも初めてだ。
同時に炊飯の用意。
炊き上がりの香りは値千金
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1時間だけ漬け込み、醤油ごと釜に入れ、少量の酒を加えて炊き込む。
炊き上がりに洗いしょうがを大量に投入して混ぜながら、その香りに思わず破顔する。
炊き込みご飯はこの瞬間だけでも値千金である。

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イラスト図解 寿司ネタ1年生



