イワシの丸干し、十津川冷や番茶茶漬け
何気ない平凡な朝には十津川の番茶がいい

日記風に。
朝一番の冷たい茶漬けほどうまいものはない。
最低限のおかずと、焙じたての番茶と、それだけがいい。
十津川村など奈良県や三重県などの番茶でなけらば出ない、さらりとした味と苦味が夏バテぎみのボクを現に戻してくれる。
買い求めてちょうど一年だが、焙じることで香りが立つ

『隠蔽捜査』と、いろんな事務処理と、打ち合わせのようなものと、論文読みと、魚の撮影と、料理作りでやっさもっさてんやわんやのほほっほいほだった。
ただでさえすくない脳みそが蒸発しそうになったので奈良県十津川村の番茶を焙じる。
できるだけ弱火でじっくりゆっくり焙じる

ゆっくりゆっくり時間をかけて、弱火の弱火で焙じる。
終わったら焙じた鍋に、残った番茶の破片と粉に熱湯を注いで少し煮出す。
焙じた鍋に残る破片や粉で一煎

チンしたご飯にたっぷり氷を乗せて番茶をそそぎ、冷たい茶漬けにする。
自作した小田原産小イワシ(マイワシ)の丸干しに、静岡県の金山寺みそをおかずにする。
水産生物の一般的な通念を調べている人間に必要なのは、平凡でなければならないということだ。
変わったことや、大げさなことはできうる限り排除して、実際目の前にあるものを見て記録しなければならない。
番茶を煎る時間ほどこころ和み、たんたんとした時間は他にはない。
ミステリで沸き立った脳みそを平城に戻してくれる。
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