5月、北海道噴火湾からオオズワイ雌
5月の雌も捨てがたい、と思うな

当たり前だけど、魚介類は年間を通して食べないと、その魚介類の味はわからない。
特に甲殻類十脚目短尾亜目ケセンガニ科オオズワイガニは、食べている量も少ないのでがんばるしかない。
ただ往々にしてうまいので、苦ではない。
今回の北海道産(たぶん北海道日高周辺)雌は気になって致し方ないので、買ってみた。
みそも少なく、内子もないけど、身はおいしいと思う

オオズワイガニの雌が内子を持っているのは、10月〜12月ではないかとデータを見る限り思っている。
5月の雌の外子はぱさっとしていて、内子を持っている可能性はゼロだろう。
それでもゆで上がりを食べたら、ちゃんと身(筋肉)に張りがあり、おいしいではないか。
北海道日高地方から噴火湾にかけては昔からオオズワイガニの沸くところである。
問題は突然沸いて、突然いなくなること。
でもとれたら食べるのがいちばん自然に優しいし、漁業者の方達にも優しい。
今回のオオズワイガニ雌も値段からすると、素晴らしいと思うな。