秋田県男鹿の、ワカメのみそ汁はうまかった

あまりにも日常的なみそ汁だからこそ、うまいワカメが欲しい


徳島県民で山間部に育ったので、ワカメといえば、基本的に「灰わかめ(今はもうない)」と干しワカメだった。
生ワカメは上京するまで存在すら知らなかった。
東京都内では今でもちゃんと寒い時季になると、生ワカメが売られているし、料理屋さんでも使われる。
山国育ちのボクも、いつの間にか寒くなると「生ワカメ」な気持ちになるようになった。
東京は産地に隣接しているので、寒くなるに従い「生ワカメ」が食べたくなるのが自然なのかも知れない。
ヒトは季節に争わないで生きる方が地球に優しいし、地球上の生き物にも優しい。
だから、生ワカメにも季節を感じとることができる自分が喜ばしい。

4月半ばになって思うのは、今年、冬から春にかけて、まことにたくさんの生ワカメを食べたこと。
初生ワカメは神奈川県江ノ島でとれたもの。
秋田県男鹿市船川の漁師、近藤亮さんにワカメをいただいたのが4月1日で、これがボクにとって今季、最後の生ワカメだ。
先々、書くかもしれないが、4月10日に故郷から鳴門の糸ワカメ(干しワカメ)が届いた。
これからは生ワカメに代わり当分の間、干しワカメとなる。

今季の生ワカメのメモの再整理を行っているが、やはり印象的だったのは、くどいようだが男鹿のワカメである。
男鹿市では過去にもワカメを買っているけど、心に残らないまま今年に至っている。
男鹿のワカメ、福島県只見町『目黒麹店』のさっぱり辛口のみそで作ったみそ汁は最高だった。

さて、さっそく糸ワカメで「酢のもん」を作ろう!


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