初ヒガンは厚く切りすぎたけど、ウマスギ
おー、春だなと思うヒガンフグの刺身

活ジメを甘くみすぎていたかも知れない。
1日半寝かしたので、そんなに硬くないと思って、やや薄め程度に切りつけたが、明らかに薄造りにすべきだった。
寝かしが足りなかった気もする。
フグの刺身は寝かしが、重要だと改めて思った。
この見極めの悪さは初ものだからである。
これからさんざんヒガンフグを食べることになる。
どんどん食べ巧者になるはずだ。
それにしても厚めに切って、少々硬いものの、ヒガンフグには味がある。
噛めば噛むほどうま味がじわりじわりとくる。
せっかく用意した酒が邪魔になるうまさで、2枚、3枚をじっくり噛みしめて、口中のうま味を流さないで楽しんだ。
春が漁の盛期で、旬と考えてもいい、ヒガンフグは、春は盛の恵みでもある。
余談になるが、我が家には4合瓶に移し替えた、かなりお高い福島県南会津町、「花泉 瑞鮮」と、長野県諏訪の「真澄 銀撰」という普通酒がある。
なぜか普通酒の方がきゅんと辛口でヒガンフグには合う。
ちなみにボクは酒グルメでもないし、いい舌を持っているだけでもない、ことだけは言ったおきたいけれど。
ちなみにフグ科で高級魚なのはトラフグだけだ。
ほかのフグは丸のままの状態はそんなに高くないし、みがき(毒の除去)の手間賃を出しても、懐が寒くなるようなことはない。
もっと気軽に、日常的に、食べようぜ、フグ。