銚子産マダイ、腹骨周りのつけ焼き
春でもない、冬でもない日の酒の肴

粉山椒を振りながら、春よ来い、てな感じで♪、♪、♪
どちらかというとTime time time ♪ かな、外は雪なので、とか♪、♪、♪
冷凍しておいた銚子産マダイの腹骨周りを取り出して、テーブル上で焼く。
軽く振り塩をしてから冷凍したものなので、みりん3・醤油1くらいのつけだれを塗りながら仕上げる。
焼き上がって、そして粉山椒だけど、直売所に山椒の葉が並ぶのはいつなんだろう? と思いながら振ると、相馬御風からサイモンへと音が飛ぶという話である。
歳のせいだと思うけど、最近、こんな物思いしがちな日々だし、こんなちょっぴりの酒の肴がうれしい。
腹にたまらずおいしく酒の飲める量だ。
腐っても鯛とまでは思わないが、その端の端っこまで食べ尽くせる。
腹骨まわりがやたらに印象深い。
骨周りの身は適度に締まっていて、強いうま味がある。
ここに発酵調味料である、みりんと醤油で強すぎる味になってしまいそうだが、後味がいいので屋上屋を架すといった感がない。
それにしても、こんな小さな2切れなのに、栃木県の『惣誉』正一合はやりすぎでござりまする。
ついでに、ついでに、マダイの1本買いはやすいでもござりまする。
千葉県銚子産マダイをみなおす

2025年2月20日に、八王子綜合卸売協同組合、舵丸水産で千葉県銚子産マダイを見つけて買った。
どう見ても野締めだし、木曜日なのでトメかも知れない。
ただ、鮮度的にも問題なく、そして安い。
大きさもドンピシャリボク好みで体長36cm・1.1kgだ。
色が褪せているのはやはり野締めだからだろう。
以上は何度も書いている。
今回はほぼ余すことなく料理したが、腹骨まわりは若狭焼きにしようか迷い、つけ焼きにしてみた。
ボクの勝手な解釈で酒・少量のみりん(省いてもいい)・醤油の、酒多めのつけだれを塗るのが若狭焼き。
酒を使わないでみりん・醤油だけだと、つけ焼きとしている。
どっちゃでもいいけど、使い分けているということをば。
腹骨周りに弱い振り塩をする。(省いてもいい)水分が出て来たら拭きとって冷凍しておく。
何もないときに室温でもどして、表面の水分を拭き取り焼き上げる。
八分通りやけたらみりん・醤油を合わせたものを塗りながら仕上げる。
■舵丸水産は、一般客に優しいので、ぜひ近くにお住まいの方は一度お寄り頂きたい。