松島産剥き身で、カキのすき焼き
甘辛こってり下流の味が合うと思う

長時間テキストを打っていると体の芯から冷えてくる。
このところ鍋が多いのも致し方なしの状況にある。
それにマガキを食べるとちょっと元気になる。
割り下はやや甘めである。
割り下で煮た剥き身は調味料の甘さと、カキの豊かなうま味、そして苦味を伴った甘味と、とても豪華な味である。
剥き身を野菜、豆腐と煮て、なくなったら同じものを並べて割り下を加えて食べる。
だしを使っていないのに、煮たマガキから、こんなに濃厚なうま味が煮汁に染み出すのが不思議でならぬ。
ちょっとはり込んで買った根つきの芹がやたらにうまいし。
雪国南会津の前沢豆腐が大豆の風味が感じられていいし。
この豆腐だけを買いに雪の中に戻りたくなるし。
さて、1回目は、南会津町『開当男山酒造』 の「活性酒 生酒」をやり、2回目はご飯の友とする。
腹回りが気になるものの、〆のご飯はしゃーない。
宮城県松島のカキは非常に上物だった

八王子綜合卸売協同組合、舵丸水産に生食用剥きガキ(鈴幸水産 宮城県宮城郡松島町)があって、値段を聞いたら「消費期限が近いから安くしてやるよ」というのに飛びつく。
なにしろ2月の市場は毎年低調である上に、今年は特別低調でめぼしいものがない。
さて、中身をバットに開けたら、見事としかいいようがないほど膨らんだ剥き身が飛び出してきた。
以上は前回も書いた。