アブラツノザメでサメ肝油を作ってみる
丸のままのアブラツノザメを手に入れるのはかなり面倒である

2000年を迎えてすぐ、東京都八王子市の市場で見つけたアブラツノザメのむき鮫から、青森市の田向商店にたどりついた。
青森県を始め、国内でのサメを食べる文化に関していろいろ教わった。
田向商店の田向常城さんに教わった中に、サメの肝油の作り方がある。
サメの肝臓の脂、肝油にはビタミンAやビタミンD、スクワレンなどを含まれている。これが免疫力増強や殺菌作用、また肌荒れにもきくという。
探しに探してやっと、丸のままのアブラツノザメが手に入ったので、教わった通りに肝油を作ってみる。
ちなみに、田向常城さん曰く、「タラを扱っていると手が荒れるが、サメをさばいているとすぐなおる」という。