あじ煮干しの作り方
あじいりこは自分で作る
煮て干すので煮干しだ。ボクの田舎、徳島県では「いりこ」という。
これを神奈川県小田原市、小田原魚市場、二宮定置の未利用魚(家畜の飼料になるもの)で作る。
今回はマアジの大小混じりが主体だった。魚はできるだけ小さいものがいい。全長5cm前後がいちばん上等。でも15cmくらいまでは作れる。
本当はマアジ1種類で大きさを揃えた方が好ましいが、少し痛んでいるものを拾い出したものなので、モロとメアジが混じっている。
これをよく流水で洗って、表面についた血液やとれた鱗を流す。
水分をよくきり、4%〜5%の塩水で10分前後ゆでる。ザルに上げ、シャワーにして水をかけてざっと粗熱をとる。うちわであおぎながら表面の水分を乾かす。
これを寒い時季なら日が当たらない屋外で、暖かい時期には冷蔵庫で干す。
ゆでたてはおいしい
香川県観音寺市の漁協で煮干しの製造をしていた方に会った。その方に教わったのが煮干しのゆでたてはおいしいので、子供のおやつにもなるということ。
実際に煮干しを自家製すると、この放冷した状態がいちばんうまいと感じる。