ドロクイ

Scientific Name / Nematalosa japonica Regan, 1917

代表的な呼び名アシチン

ドロクイの形態写真

20cm SL を超える。側扁(左右に平たい)。背鰭のいちばん後部にある軟条が糸状に伸びる。コノシロと比べると、口が小さく、上あご後半が下に曲がる。リュウキュウドロクイと比べると体高が低い(体長と体高の比率は33〜37%)。[沖縄本島泡瀬産 体長体高比率35%]
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20cm SL を超える。側扁(左右に平たい)。背鰭のいちばん後部にある軟条が糸状に伸びる。コノシロと比べると、口が小さく、上あご後半が下に曲がる。リュウキュウドロクイと比べると体高が低い(体長と体高の比率は33〜37%)。[沖縄本島泡瀬産 体長体高比率35%]20cm SL を超える。側扁(左右に平たい)。背鰭のいちばん後部にある軟条が糸状に伸びる。コノシロと比べると、口が小さく、上あご後半が下に曲がる。リュウキュウドロクイと比べると体高が低い(体長と体高の比率は33〜37%)。[沖縄本島泡瀬産 体長体高比率34.5%]
    • 珍魚度・珍しさ

      ★★★
      がんばって探せば手に入る
    • 魚貝の物知り度

      ★★★★★
      知っていたら学者級
    • 食べ物としての重要度

      ★★
      地域的、嗜好品的なもの
    • 味の評価度

      ★★★★
      非常に美味

    分類

    顎口上綱硬骨魚綱条鰭亜綱真鰭区ニシン・鰾下区ニシン上目ニシン目コノシロ科ドロクイ属

    外国名

    学名

    Nematalosa japonica Regan, 1917

    漢字・学名由来

    漢字 泥食 Standard Japanese name / Dorokui
    由来 内湾砂泥地に生息し、泥質の場所にいて、泥を食べる様子を見て。
    [硬骨魚目等椎亞目コノシロ科コノシロ屬 〔南日本以南東印度諸島〕 ドロクヒ(メナガ) Clupanodon nasus (BLOCH)]

    地方名・市場名

    アシチン
    場所沖縄本島 

    生息域

    海水魚。内湾性で産卵期には汽水域に回遊する。
    希に北海道積丹南部〜津軽海峡、青森県八戸、岩手県船越湾、仙台湾〜九州南岸の大平洋沿岸、新潟県〜九州南岸の日本海・東シナ海。〜沖縄本島。
    沿海州、朝鮮半島全沿岸、済州島、渤海・黄海、海南島までの中国東シナ海・南シナ海沿岸。

    生態

    産卵期は5月。

    基本情報

    本州、北海道でも見つかっているが、四国以南の汽水域・内湾に棲息している。沖縄では一般的な食用魚。リュウキュウドロクイと区別しないでアシチン。
    庶民的な魚として親しまれている。
    珍魚度 沖縄県では食用魚。探しに行くしかない。

    水産基本情報

    市場での評価 沖縄では一般的な食用魚。安い。
    漁法 刺し網、定置網
    産地 沖縄

    選び方

    銀色の身体が輝いて見えるもの。目が澄んでいるもの。

    味わい

    旬は秋から冬
    鱗は剥がれにくいが、取りやすい。
    小骨が多いが、骨が柔らかく小型のものはあまり気にならない。
    塩焼きなどを作るときは骨切りする方がいい。

    栄養

    危険性など

    食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)

    リュウキュウドロクイの料理・レシピ・食べ方/生食(刺身)、ソテー(ごま油焼き)、焼く(塩焼き)
    ドロクイの刺身 非常にうま味豊かだが、皮ごと刺身にすると皮目に独特の風味がある。
    水洗いして三枚に下ろす。腹骨・小骨を取り、できるだけ薄く切る。

    ドロクイの塩焼き ニシン目の魚らしく強いうま味と皮目の風味がある。表面に脂が染み出し、それが焦げた風味もとてもいい。
    水洗いして皮の方から包丁を細かく入れて骨を切る振り塩をして1時間ほど置いてじっくりと焼き上げる。

    好んで食べる地域・名物料理

    沖縄県。

    加工品・名産品

    釣り情報

    歴史・ことわざ・雑学など

    参考文献・協力

    協力/高知県高知市永野廣さん
    『日本産魚類検索 全種の同定 第二版』(中坊徹次編 東海大学出版会)
  • 主食材として「ドロクイ」を使用したレシピ一覧

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