フクロノリ

Scientific Name / Colpomenia sinuosa (Mertens ex Roth) Derbès & Solier in Castagne 1851

フクロノリの形態写真

大きさは20cmを超える。袋状で表面はでこぼこして、触るとごわごわしている。
フクロノリの生物写真一覧 (クリックで上に拡大表示)
大きさは20cmを超える。袋状で表面はでこぼこして、触るとごわごわしている。大きさは20cmを超える。袋状で表面はでこぼこして、触るとごわごわしている。
    • 物知り度

      ★★★★
      知っていたら達人級
    • 食べ物としての重要度


      食用として認知されていない
    • 味の評価度

      ★★★
      美味

    分類

    植物界褐藻植物門褐藻綱カヤモノリ目カヤモノリ科フクロノリ属

    外国名

    学名

    Colpomenia sinuosa (Mertens ex Roth) Derbès & Solier in Castagne 1851

    漢字・学名由来

    漢字/袋海苔 Fukuronori
    由来・語源/袋状になる海苔(海藻)という意味。

    地方名・市場名

    生息域

    海水生。潮下帯下部〜漸深帯の岩上、他の海藻の上。
    日本各地、小笠原、琉球列島。
    マレー群島、ポリネシア、オーストラリア、アメリカ太平洋沿岸、ベーリング海、インド洋、大西洋。
    普通に見られる 海辺に行けば普通に見られる。潮下帯下部〜漸深帯の岩上、他の海藻の上。

    生態

    基本情報

    磯などに無数にあるもので、利用されない海藻なので、春から夏などには磯でも目立つ。
    食用とはなるが、現在まで本種を利用している地域は知らない。

    水産基本情報

    市場での評価/流通しない
    漁法/
    産地/

    選び方

    あまり成長していない方がいいのかも。

    味わい

    旬は不明だが、春の小さいものの方が柔らかい。
    触ると厚みがあってごわごわしている。
    ゆでてもあまり緑鮮やかにならない。

    栄養

    危険性など

    食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)

    フクロノリの食べ方・調理法・料理法/みそ汁、ゆでる

    フクロノリのみそ汁 砂などをざっと洗い流す。切らないでそのまま塩水で湯通しする。冷水に落としてもう一度付着しているサンゴモなどを取り除く。食べやすい大きさに切り、煮立ったみそ汁のなかで少し煮る。しゃきしゃきした食感が楽しめて、意外にもおいしい。


    フクロノリの塩ゆで 採取してきたら砂などをていねいに洗い流す。これを塩水でゆでる。冷水に落として砂やサンゴモなどを取り除く。水分をよくきり適当に切る。ポン酢などで食べるがシャキシャキとした食感がよく美味。

    好んで食べる地域・名物料理

    加工品・名産品

    釣り情報

    歴史・ことわざ・雑学など

    参考文献・協力

    協力/河村雄太さん(石垣島)、菊地則雄さん(千葉県立博物館分館 海の博物館)
    『標準原色図鑑 海藻』(千原光雄 保育社)
  • 主食材として「フクロノリ」を使用したレシピ一覧

関連コンテンツ