45cm PAL(肛門前長)前後になる。全長は1m近くになる。雄の成体には前額交尾器があり、全体に褐色で10個前後の白点がある、黒褐色で臀鰭がなく側線は小刻みに波打たない。
ココノホシギンザメの生物写真一覧 (クリックで上に拡大表示)
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珍魚度・珍しさ
★★★★
正に珍魚・激レア生物魚貝の物知り度
★★★★★
知っていたら学者級食べ物としての重要度
★★
地域的、嗜好品的なもの味の評価度
★★★
美味
分類
顎口上綱軟骨魚綱全頭亜綱ギンザメ目ギンザメ科アカギンザメ属外国名
学名
Hydrolagus barbouri (Garman,1908)漢字・学名由来
漢字 九星銀鮫 Kokonohoshiginzame
由来・語源 体側に9つの白い斑紋があるため。
〈全頭目ギンザメ亞目ギンザメ科ギンザメ属ココノホシギンザメ Chimaera barbouri GARMAN〉。『日本産魚類検索』(岡田彌一郎、松原喜代松 三省堂 初版1938)Garman
Samuel Trevor Garman(サミュエル・ガルマン 1843-1927) アメリカの魚類・爬虫類学者。サメの分類で有名。地方名・市場名 ?
生息域
海水魚。水深[40m]・200〜1000m。
銚子以北北〜[岩手県宮古沖 稚魚]、[気仙沼沖]〜海道南東部・オホーツク海。生態
ー基本情報
銚子以北の寒冷な水域に生息している。三陸以北の水揚げを何度か見ているが、非常に希だ。
珍魚度 珍魚と言ってもいいだろう。流通上は数年に1度くるかどうかという珍しさだ。水産基本情報
市場での評価/非常に希に入荷。一定の評価はない。
漁法/刺網
産地/北海道、岩手県、宮城県選び方
ー味わい
旬は不明。
鱗はなく骨が柔らかい。棘が鋭く刺されると傷むという。
水分の多い白身で白濁している。熱を通しても硬く締まらない。栄養
ー危険性など
第1背鰭の棘は硬く鋭い。食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)
ココノホシギンザメの料理・レシピ・食べ方/煮る(煮つけ)、汁(潮汁)、揚げる(唐揚げ)ココノホシギンザメの煮つけ 水洗いして適当に切る。肝や胃袋なども取り分けておき、湯通しして冷水に落としてぬめりなどを流す。水分をよくきり、酒・砂糖・醤油・水を沸かした中で煮る。クリックで閉じます
煮ても軟らかく、嫌みのない味わいである。肝や胃袋などもおいしい。
好んで食べる地域・名物料理
ー加工品・名産品
ー釣り情報
ー歴史・ことわざ・雑学など
ー参考文献・協力
協力/田母神真広さん(郡山水産/福島県郡山市) 須藤水産(岩手県宮古市 ■https://www.sudou-suisan.co.jp/) 藤井さん(宮森水産 北海道室蘭市) 濱喜(宮城県気仙沼海鮮市場海の市)
『日本産魚類検索 全種の同定 第三版』(中坊徹次編 東海大学出版会 20130226)