コウライガジ

Scientific Name / Zoarces gilli Jordan and Starks, 1905

コウライガジの形態写真

47cm TL 前後になる。頭部の目と目の間は平坦。体は細長く、やや側へんする。体に暗色の斑紋があり、背鰭の前方に暗色斑がある。背鰭・臀鰭は非常に長く尾鰭と繋がり一体化する。背鰭は尾鰭付近で低くなり、その部分に棘を持つ。腹鰭は非常に短い。左右の鰓膜は離れている。
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47cm TL 前後になる。頭部の目と目の間は平坦。体は細長く、やや側へんする。体に暗色の斑紋があり、背鰭の前方に暗色斑がある。背鰭・臀鰭は非常に長く尾鰭と繋がり一体化する。背鰭は尾鰭付近で低くなり、その部分に棘を持つ。腹鰭は非常に短い。左右の鰓膜は離れている。背鰭は尾鰭付近で低くなり、その部分に棘を持つ。腹鰭は非常に短い。左右の鰓膜は離れている。
    • 珍魚度・珍しさ

      ★★★
      がんばって探せば手に入る
    • 魚貝の物知り度

      ★★★★★
      知っていたら学者級
    • 食べ物としての重要度

      ★★
      地域的、嗜好品的なもの
    • 味の評価度


    分類

    硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区棘鰭上目スズキ系スズキ目ゲンゲ亜目ゲンゲ科ナガガジ属

    外国名

    学名

    Zoarces gilli Jordan and Starks, 1905

    漢字・学名由来

    漢字/高麗我侍 Standard Japanese name / Kouraikaji
    由来・語源/「高麗」は朝鮮半島周辺、日本海に多いという意味。「我侍」はもともと魚名集覧(渋沢敬三 1942、1944)はウナギガジの北海道での呼び名であるが意味は不明。
    このガジをゲンゲ亜目の魚に多用したのは田中茂穂である。
    〈〔釜山、北海道岩内等〕喉位族ゲンゲ科カウライガジ Zoarces gilli (ORDAN et TARKS)〉。『日本産魚類検索』(岡田彌一郎、松原喜代松 三省堂 初版1938)
    Jordan
    David Starr Jordan〈デイビッド・スター・ジョーダン(ジョルダン) 1851-1931 アメリカ〉。魚類学者。日本の魚類学の創始者とされる田中茂穂とスナイダーとの共著『日本魚類目録』を出版。
    Starks
    エドウィン・チャピン・スタークス(Edwin Chapin Starks 1867-1932)。アメリカの魚類学者。スタンフォード大学、デイビッド・スター・ジョーダンのもとで魚類学を学ぶ。ジョーダンとともに国内の魚を多数記載。

    地方名・市場名

    生息域

    海水・汽水魚。沿岸の砂泥地、汽水域。
    島根県隠岐、兵庫県香住、北海道日本海沿岸・南部(室蘭沖、言わない、瀬棚沖)。
    黄海、渤海、済州島。

    生態

    基本情報

    日本海などでは定置網や刺し網などに希に混ざる。個体数が少ないのかまとまって揚がることはなく、ほとんど利用されていない。
    珍魚度 珍魚とは言えないが、水揚げされることが非常に少なく、手に入れるのは至難。

    水産基本情報

    市場での評価/流通しない。
    漁法/定置網、刺網
    産地/

    選び方

    味わい

    栄養

    危険性など

    食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)

    好んで食べる地域・名物料理

    加工品・名産品

    釣り情報

    歴史・ことわざ・雑学など

    参考文献・協力

    『日本産魚類検索 全種の同定 第三版』(中坊徹次編 東海大学出版会 2013年02月26日)
  • 主食材として「コウライガジ」を使用したレシピ一覧

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