ツマリカスベ

ツマリカスベの形態写真一覧 (スワイプで別写真表示)
52cm TL 前後になる小型のエイ。肩帯部(目の後方左右)に暗色斑がないか、あっても丸い。尾の背面に雄は3列、雌は5列の棘があるが小型の個体では1列もしくははっきり列を作らないものも。吻軟骨長さは短い(少し尖る程度)。背面には小さな暗褐色斑が均一に散らばる。第1背鰭と第2背鰭の間と第2背鰭後方は短い。裏面のロレンチニ氏瓶の分布域の後縁は腹鰭前葉起部にたっしない。
52cm TL 前後になる小型のエイ。肩帯部(目の後方左右)に暗色斑がないか、あっても丸い。尾の背面に雄は3列、雌は5列の棘があるが小型の個体では1列もしくははっきり列を作らないものも。吻軟骨長さは短い(少し尖る程度)。背面には小さな暗褐色斑が均一に散らばる。第1背鰭と第2背鰭の間と第2背鰭後方は短い。裏面のロレンチニ氏瓶の分布域の後縁は腹鰭前葉起部にたっしない。
背面には小さな暗褐色斑が均一に散らばる。
裏面のロレンチニ氏瓶の分布域の後縁は腹鰭前葉起部にたっしない。
第1背鰭と第2背鰭の間と第2背鰭後方は短い。
52cm TL 前後になる小型のエイ。肩帯部(目の後方左右)に暗色斑がないか、あっても丸い。尾の背面に雄は3列、雌は5列の棘があるが小型の個体では1列もしくははっきり列を作らないものも。吻軟骨長さは短い(少し尖る程度)。背面には小さな暗褐色斑が均一に散らばる。第1背鰭と第2背鰭の間と第2背鰭後方は短い。裏面のロレンチニ氏瓶の分布域の後縁は腹鰭前葉起部にたっしない。
52cm TL 前後になる小型のエイ。肩帯部(目の後方左右)に暗色斑がないか、あっても丸い。尾の背面に雄は3列、雌は5列の棘があるが小型の個体では1列もしくははっきり列を作らないものも。吻軟骨長さは短い(少し尖る程度)。背面には小さな暗褐色斑が均一に散らばる。第1背鰭と第2背鰭の間と第2背鰭後方は短い。裏面のロレンチニ氏瓶の分布域の後縁は腹鰭前葉起部にたっしない。

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珍魚度・珍しさ★★★
がんばって探せば手に入る
魚貝の物知り度 ★★★★★
知っていたら学者級
食べ物としての重要度 ★★
地域的、嗜好品的なもの
味の評価度 ★★★
美味
分類
顎口上綱軟骨魚綱板鰓亜綱エイ区エイ上目ガンギエイ目ガンギエイ科オカメエイ属
外国名
韓国/홍어회(洪魚 ホンオ)
学名
Okamejei schmidti (Ishiyama,1958)
漢字・学名由来

漢字 詰糟倍 Tsumarikasube
由来・語源 本種の記載者で、日本板鰓類研究会会長でもあった、石山礼蔵の命名ではないかと考える。前後に短い(詰まる)カスベの意味。「カスベ」は捨てるくらいの値打ちしかない魚の意味。

Ishiyama
石山禮蔵(石山礼蔵)。1912-2008年。魚類学者。ガンギエイ科の分類などで有名。東京水産大学教授など。日本板鰓類研究会会長でもあった。
地方名・市場名
レンテン
参考聞取 場所宮城県気仙沼市小鯖 
カスベ
参考スーパー 場所福島県相馬市 

概要

生息域

海水魚。20〜50mの砂泥地。
東北地方三陸〜千葉県外海域、東京湾〜宮崎県沿岸。

生態

基本情報

太平洋沿岸域の浅場に普通。東北地方以南の浅場に普通に見られる。刺網や定置網で揚がる魚で、三陸などでは食用として売り買いの対象となっている。まとまってとれない地域では廃棄されることも少なくない。
珍魚度 珍しい魚ではないが流通することはめったにない。水揚げの場などでこつこつ探すしかない。

水産基本情報

市場での評価 関東ではまだ見ていない。
漁法 エビ刺し網
産地

選び方・食べ方・その他

選び方

触って張りのあるもの。表面の模様がくっきりしているもの。

味わい

旬は春から夏。
鱗はなく、棘は正中線上と尾の部分だけ。毒のある棘はない。
骨は柔らかく、皮は剥きやすい。

栄養

危険性など

食べ方・料理法・作り方

ツマリカスベの料理・レシピ・食べ方/焼く(干物)、煮る(煮つけ、みそ煮、煮凝り)、生食(湯引き)
ツマリカスベの皮なし干物 東北太平洋側では刺網や定置網に混ざることが多い。これを干物にすることが多いようだ。皮を剥いて干すという人と、皮付きのまま干すという人がいる。
ここではざっと水洗いして両鰭の部分を切り取る。皮を剥いて立て塩に15分ほど漬け込む。水分をよくきり2日にわたって干し上げた。もっと強く干してもいい。
あぶると香ばしく、軟骨の独特の歯触りが楽しめる。非常においしい。

ツマリカスベの皮つき干物 表面のぬめりを包丁でこそげ落とす。水洗いして両鰭を切り取る。水分をよくきり立て塩に15分ほど漬け込む。水分をていねいに拭き取り、2日以上干し上げる。皮は少し硬く感じるがあぶると味がある。軟骨の独特の歯触りも心地よい。
ツマリカスベの煮つけ 表面のぬめりを包丁などでこそげ落とす。水洗いして鰭と体幹の一部を切り身にする。湯通しして冷水に落とし、表面のぬめりを流す。水分をよくきり、酒・砂糖・醤油・水を沸かした中で煮る。味つけはお好みで。嫌みのない味わいで取り立てて味はないものの、軟骨の食感が心地よい。
ツマリカスベの煮凝り 醤油煮にしたものをほぐし、煮汁と一緒に冷やしたもの。とてもしっかり煮凝り、ほぐした身には味がある。冷たいままご飯に乗せて食べるととても美味。辛子などを添えて出すといい。
ツマリカスベのみそ煮 三陸では醤油ではなく、みそで煮つけるようだ。水洗いして鰭と体幹の筋肉のある部分を使う。皮を剥き、湯通しする。冷水に落として表面のぬめりを流す。これを酒・砂糖・水で煮る。ある程度煮えたらみそを加えて煮込む。嫌みのない味わいではあるが、これといった特徴のないところをみその風味が加わることで味わい深くなる。ご飯に合う。
ツマリカスベの湯がけ アカエイの湯がけ(まな板に切り身をのせて湯をかける)に習って本種でもやってみた。水洗いして鰭を切り取り、皮を剥く。鰭を縦方向に細長く切り、まな板に並べて湯をかける。氷水に落として粗熱をとり、水分をよくきる。酢みそで食べるとこりこりとして面白い食感が楽しめる。箸休めにいい。

好んで食べる地域・名物料理

加工品・名産品

釣り情報

歴史・ことわざなど