コラム

宮城県産小ダイで2品。次は「塩焼き」

塩焼きは超簡単につくれて、端的においしいよ


さて、まだ魚料理を作ったことのない人へ。
けっして魚料理のハードルは高くない、とにかく作ってみなはれ! という話である。
やたらに通ぶる人に限って魚をやけに選択的に食べていたり(魚を限定的に食べる行為は最低である)、たいして食べていなかったり、する。
そんな偽物にはなって欲しくない。
数打てば当たる、というか魚は日常的なものでしかないので、普段から食べるべしという話だ。

ついでにもしも真の魚通がいるなら(まだ会ったことがないけど)、魚を食べた経験が多い人と=(イコール)である。
ときに、この人、魚通かも知れないという人に会うけど、魚が好きで、日常的に食べているだけ、という人が多い。
ひとりでも多くの人に、このような人を目指して欲しいものだ。

マダイと言っても、今回のものは小ダイなので、非常に安い。
安いけど、どんな料理にしてもそこそこおいしい。
それがマダイのよさでもある。
例えば、1尾で430円くらいなので、これで4人前(4回分)の料理を作り、おいしい時間を過ごせるのだからほんまに安い。

さて、塩焼きは家庭料理の基本のキである。
家庭料理は基本さえ学べばあとは自分流にアレンジするなり、しないなり、好きにすればいい。
脂のないときなどバターや、マヨネーズ、オリーブオイルで食べてもいい。

さて、小ダイの二枚下ろしなので片身は骨なし、片身は骨ありで、骨のある方を塩焼きにした。
焼き上がったら冷めるまで待つ。
焼きたてよりも、冷めた方が好きだからだが、焼きたてが好きならアツツといいながら食べるといい。

まずは手で食べるところだけほぐす。
これを肴にちびりちびりと5勺ほどの酒を飲む。
酒は新潟県村上市「大洋盛 金乃穂」で、夜酒だけど、仮眠のための酒だ。
それにしても冷めたマダイの塩焼きとは、なんとおいしいものか。
皮の香りが冷めているのにするし、香りなのに甘く感じられる。
そして端的な、わかりやすい身のおいしさ。

半分だけ食べて、残りは翌日にご飯に炊き込むはずだった。
困ったことに朝、仕事をしながら、お茶を飲みながら完食する。

思わず手が出るスーパーの特売品


このところ宮城県産の魚をよくみる。宮城県は明治時代から東京にとっての魚の供給地であり、今でも相変わらず重要な供給地である。

さて小ダイは体長25cm・300gくらいだったのではないかと思っている。
骨なしの片身と骨ありの片身の計二枚だ。
水洗いして(鱗と内臓を取る)、片側の身を切り取り、骨なしと骨ありにしたもの。これを二枚下ろしという。
今回は骨なしを煮つけと、骨ありを塩焼きにした。
以上は前回も書いた。

骨つきの身に振り塩をする。
1時間ほど置く。
海の魚は体にもつ塩分濃度が高いので、塩が身に浸透するのに時間がかかる。
塩をしてすぐに焼いてはならない。
表面に水分が出てくるので紙で拭き取る。
これをじっくり焼き上げる。

前の、一品へ。
魚は近所のスーパーで 宮城県産小ダイで2品。まずは「からめ煮」


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