アカガイ産地食べ比べ3 徳島県産アカガイ

値段も最高だけど、味も最高だと思うな


アカガイの産地別比較を整理しているところです。以後改訂を繰り返していきます。
アカガイ産地食べ比べ 番外編 中国産アカガイの刺身
アカガイ産地食べ比べ1 東京湾富津産アカガイ
アカガイ産地食べ比べ2 山口県産アカガイ
アカガイ産地食べ比べ3 徳島県産アカガイ本ページ
アカガイ産地食べ比べ4 新潟県岩船産アカガイ
アカガイ産地食べ比べ5 播磨灘産アカガイ

アカガイはフネガイ科リュウキュウサルボウ属の二枚貝だ。
貝殻は真っ白だけど褐色の殻皮(貝殻を覆う膜)で覆われ、黒い毛が生えているので、とても薄汚れて見える。
北海道南部から九州、ロシア沿海州、中国黄海・渤海、東シナ海までの内湾の泥っぽい浅場にいる。

東京都内で閖上産(宮城県名取市)が喜ばれ、高値をつけたのは入荷が安定していること、大きさが揃っていたことからだ。
そこに愛知県産、大分県産や山口県産などが混ざってはいたが、入荷が不安定だった。
この閖上至上主義が根底からくずれたのは、悲しむべきことではあるが東日本大震災のためだ。

徳島県徳島市沖洲の市場はなんども見ているが、アカガイがまとまって揚がっているのを見ていない。
豊洲(東京都豊洲市場)で見つけて少しびっくりした。
徳島に電話したら、とれているという。
漁獲量に波があるようなのだ。

殻長10〜11cm ・165g前後は豊洲でいちばん高値をつけるサイズである。
ちなみにこの日、最高値をつけていた播磨灘産(兵庫県)、宮城県渡波(宮城県石巻)と同じ値段をつけていた。

刺身は特上の味だった。
同日に比較した閖上産と比べても、違いはほとんどない。
アカガイらしい香りが鼻に抜けるし、苦甘さが非常に強く、後味が短いけど、舌においしい感覚が残る。
このクラスになると比べようがないとしかいいようがない。

徳島県にはアカガイの好きな泥場が広大に広がっている


徳島県徳島市沖洲(徳島市中央卸売市場)ではなんどかアカガイを買い求めている。
吉野川・新町川・勝浦川河口域から沖合いに向かって広大な泥場がある。
また鳴門市北部には瀬戸内海がある。
ここにはアカガイだけではなく、サルボウ、クイチガイサルボウ、アリソガイなどが揚がる。
ここで140〜170g前後の東京都内すし店はいちばん欲しがるサイズが安定的にとれたら、決して閖上に負けることはない。


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