202511/12掲載

2025年9月 高知県の食材12 黒潮町、あじの開き干し

黒潮町のあじの開き干しは非常にうまい


あじ(マアジ)の開き干しの頭は開いた方がいいのか、そのままの方がいいのか?
どちらでもいいのだけど、頭を割らない開き干しを見ると西日本のものだろうと思ったりする、この地域性がとても重要だ。
高知県の開き干しは頭を落として開いたりもするが、この頭そのままが多いようだ。

しかもこの黒潮町の開き干しは絶品なのだ。
塩加減がまさにちょうどいいし、鮮度がいいもので作ったのか、ボクの苦手な酸化による苦みがない。

塩慣れしているので、うま味が増していて、ご飯に乗せて食うとやたらにいい。
甘味のあるご飯と相乗効果を産む。
ちなみに高知県の干ものに土佐市白木果樹園の「ぶっしゅかん(モチユ)」をたっぷり搾る。
干ものに酢みかんとはいい夫婦のようなものだ。

黒潮町の水産加工の世界はとても気になる


高知県幡多郡大月町にある道の駅大月、「ふれあい市場」で「あじ開き」(マルア海産 高知県幡多郡黒潮町田野浦)を買った。
黒潮町は知名度の低い町であるが、ここには田ノ浦、佐賀という有名な漁港がある。
水産会社が多く、水産加工の町でもある。
このたびの旅では通り過ぎたけど、次回はこの町の2漁港にも行かなくてはならない。

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