下北半島大畑産のキタムラサキウニ
料理屋が買うレベルのウニを買うのが賢い

八王子綜合卸売協同組合、舵丸水産に青森県むつ市大畑町産の「むらさきうに(キタムラサキウニ)」が来ていた。
プラスチック箱だけど、「№58」などとあると貴重なものに思えてしまう。
これが今季初キタムラサキウニである。
国内で食べられているウニのほとんどが、剥いた生殖巣が黄色いキタムラサキウニと、やや赤みを帯びた「ばふんうに(エゾバフンウニ)」だ。
標準和名のバフンウニと、科の段階で違っているムラサキウニも食用にはなっているが、あまり一般的ではない。
ちなみにウニにはいろんな種類がいるが徐々に基本的なものをおぼえて欲しいので、ここでは話を広げない。
さて、ウニは生きている状態、いがのついた状態のものと、剥き身になった状態のものが売られている。
一般人は目先の珍しさから生きているものに手を出す人がいるが、非常に当たり外れが大きい。できれば剥き身を買う方がいい。
東京都内など関東では小さなウニ箱(ウニ板ともいい、剥き身の専用ケース)が小売店で売られているが、これもオススメしない。
ちなみに贅沢をしたくてウニを買うなら輸入ものも避けた方がいい。
できればプロも買うような市場で買うべきだし、近年増えてきているプロも一般人も買えるネットショップをすすめる。
「むらさきうに(キタムラサキウニ)」と「ばふんうに(エゾバフンウニ)」は最低でも100g以上入ったもの、本州以南のバフンウニとムラサキウニは50g以上入ったものがいい。
要するに料理屋さん並のものを買わないと、ウニを食べた意味がない。
東京都内でいえることは比較的一般人が市場で買いやすいということと、ネットショップでの配達範囲だったりすることだ。
そのまんまスプーンですくって食べるべし

食べ方と言ってもそのまんまの話だが、ウニ箱から出さないで直接、買ったまま食べるといい。
剥き身は一触りするとそれだけで劣化する。
おしゃれに別皿に盛って、劣化させるか、そのまま食べるかはご自由に、としか言いようがないが、賢い食べ方はそのまま、だ。