202506/01掲載

マダイのオイル焼きは便利

塩コショウして保存しておいたマダイの身をソテーするだけ


4月から続けている、マダイ丸々1尾手に入れると、ものすごくたくさんの料理が作れるという話だけれど、全部紹介できないで終わりそうである。
以上は過去にも書いている。
これをまとめてみた。
広島県倉橋島、日美丸さんにいただいたマダイで、作った料理は。
骨蒸し、刺身(24日、25日、26日と味の変化をみるために)、皮霜造り、腹も塩焼き、鯛潮、白子天ぷら、あらとゴボウの煮つけ、腹もと竹の子の炊き込みご飯、オイル焼き。
計11品だ。
それにしても上等のマダイは高いけど、1尾をいろいろ料理すれば安い、安すぎることがわかるだろう。

最後にオイル焼きは便利という話を書きたい。
刺身にしたときの切れっ端や、食べきれないとき。
そんなときには塩コショウして置き。
水分が出て来たら拭き取り、ラップでも袋でもいいので密閉する。
この時、オリーブオイルをまぶしてマリネーしてもいい。
これで1週間は持つ。
フライパンにオリーブオイルににんにくを加え、香りづけした中でソテーする。。
焼き揚がったら、今度はガス台のグリルに入れて上火で焦げ目をつける。
ただ単純にソテーするだけでもいい。

倉橋島のマダイは白子が膨らんでいたにも関わらず、味があった。
でも振り塩をして1週間ほど寝かすと、余計に味が増す。
熱したオリーブオイルの中でうま味がぎゅっと凝縮するし、表面が香ばしい。
一緒に食べたクロワッサンをついつい置き去りにしてしまう。
3割方、余計に味があるように思える。
にんにく風味のオリーブオイルでソテーし、焼き目をつけただけなのに大層うまい。

クロワッサン1つに、キウイ、トマトに、日東紅茶のティーバッグでお昼ご飯とは、体調不良とは言え、健康的すぎるだろう。

瀬戸の島周りのマダイはうんとうまい


4月24日、広島県呉市倉橋島、『日美丸』、平本勝美さんにいろいろ送って頂いた。
当然、中には倉橋島名物のマダイが入っていた。
全長50cm・2㎏上で、吻から目の下、尾の先までが1尺半。
マダイは目の下2尺までがいちばんうまいと思っているが、まさにそのサイズである。以上は何度も書いている。
日美丸さんに感謝!
http://ww5.enjoy.ne.jp/~kogera0401/

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マダイのサムネイル写真
マダイRed sea-bream海水魚。水深30メートル前後から200mの岩礁域、砂礫底、砂底。稚魚、幼魚はより浅場にいる。北海道全沿岸〜九州南岸の日・・・・
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