202501/25掲載
気になって買った鹿児島産キジハタの味
錦江湾で揚がったキジハタ大の味

ありえないことだと思うけど、鹿児島県鹿児島市鹿児島魚市場に揚がるキジハタが、瀬戸内海や相模湾で揚がる個体と違って見える。
ハタ類の遺伝子のデータベース化は進んでいるとは思うが、たぶんまとまるのは先の先だろう。
鹿児島の個体も、たぶんキジハタだろうとは思うけれど、気になって仕方がないので鹿児島市の田中水産さんに送ってもらい、撮影して味見してみた。
厳寒期、鹿児島キジハタの味はいかがなりや?
瀬戸内海でキジハタ(あこう)は夏の魚だ、という。
相模湾などでは年中高値がつくものの、春から夏により需要が高くなる。
個人的にはキジハタの旬は曖昧模糊だと考えている。
どんどんよくなるキジハタの刺身

今回のものはキジハタとしては最大級である。
下ろしているときから身に張りのあることがわかる。
しかも鹿児島の魚は押し並べて扱いがいいのである。
届いてすぐに撮影をし、下ろしてはみたものの、まだ味がない。
食感がいいのでおいしいけれど、途中で味がだれる。
毎日少しずつ食べてみたら水揚げ後4日目で味が激変した。
一切れのおいしさが非常に強い。
基本的に脂があまりのらない魚であるし、今現在のボクは、あまり脂の多すぎる刺身には辟易している。
ひょっとしたら今のボクにとっては冬が旬なのかも知れぬ。
年を取らないとわからないことって多いなと、今一度思う。
あらためて、鹿児島県鹿児島市、田中水産さんに感謝!
http://tanakasuisan-kagoshima.com/