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■サガイの仲間では背が高い。■多数の放射肋がある。■笠の裏側は暗褐色。■とれる場所によって放射肋の荒さにばらつきがあり、一番上の部分がすり減るなど、見た目の変化が多い。
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ヨメガカサガイ科について◆
■国内に7種。
■マツバガイ、ヨメガカサガイ、ベッコウガサなど食用となる種が多い。
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軟体動物門腹足綱前鰓亜綱(始祖腹足類)
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カサガイ目ヨメガカサガイ科
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魚貝の物知り度/★★ 知っていたら達人級
食べ方◆塩ゆで/煮る/炊き込みご飯
○美味
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大きさ◆■殻長5センチ前後になる
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生息域◆■日本海西部(山陰)。北海道から奄美大島。朝鮮半島。 |
生態◆
■潮間帯上部に張り付いている。引き潮で完全に干上がっていることが多い。
■岩についた藻などを食べている。 |
市場での評価・取り扱われ方◆
■地域的な流通しかない。
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ベッコウガサの基本◆
■磯遊びでとる「磯もの」のひとつ。 |
漁獲方法◆採取
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漢字◆■「鼈甲笠」、「鼈甲傘」。
由来◆鼈甲のような文様のある貝の意味。
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呼び名・方言◆
■「ベッコウザラ」、「イソモン」、「カサゲ」、「カサッカイ」、「カタカイ」、「ボベザラ」。
■島根県では「ボベ」、「ベベ」。
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◆食べてみる◆
大型のものは酒蒸しにしても、やや硬いけれどうまい。噛み締めるとアワビとは違って少し苦味があるが、これも持ち味である。
普通はみそ汁にされるが、他のカサガイやカニと合わせてつくる磯のみそ汁は絶品である。
また写真のように島根県では炊き込みご飯にする。
参考/『日本近海産貝類図鑑』(奥谷喬司編著 東海大学出版局)、『貝』(波部忠重、奥谷喬司 学習研究社)、『日本貝類方言集 民俗・分類・由来』(川名興編 未来社)
■がついたものは引用部、もしくは参考文献あり
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島根県浜田市などで作られる「ボベ飯」。ボベ(ベッコウガサ)を塩湯でして、そのゆで汁でご飯を炊き、蒸らすときに身を加える。磯の香りが高く、旨味の強い炊き込みご飯。非常に美味。●島根県浜田市「いそまる本舗」から
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