ウッカリカサゴの唐揚げは難しいな
唐揚げとしては非常にうまい部類に入ると思う、が
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「うっかり」とつけた理由はともかく、標準和名のカサゴが岸寄りの浅場にも普通にいるのに対して、大型の本種は沖合い、成魚などは水深100m以上にいる。
同じサイズのカサゴと比べると味が劣る。味がないと言い換えてもいいだろう。
もちろんカサゴもウッカリカサゴも上等の魚であることには変わりない。
出来上がりを食べてみると、カサゴほど香ばしくない。丸ごと食べ尽くせない。
これはボクの技術的なつたなさ故だろうけど、昔、京都中央市場で会った方は、「ウッカリカサゴの方が骨が強い」と言っていたこともつけ加えておきたい。
それでも揚げた身の、独特の歯触り、香ばしいのにねっとりとした感じが実に好ましい。
唐揚げのおいしさは堪能出来るが、カサゴと比べなければ、だと思う。
やはり頭部や中骨まで丸ごと食べたいものだ。
当分、小型のウッカリと見つけたら唐揚げに精進しよう。