北海道は蕗だらけなのになぜ、ラワンぶきなのか

竹輪よりも太いフキは煮つけて存在感大


北海道根室市で買った「ラワンぶき」と青森県の名品、イゲタの焼き竹輪を煮合わせてみた。
「ラワンぶき」はとても柔らかく、ちゃんとフキらしい味がする。
イゲタの竹輪のうま味を染み染みさせて実にうまい。
北海道では必ずフキの水煮を買ってきているが、買わないと忘れ物をしたような気分になる。
それほどおいしい食材だと思っている。

見渡す限りフキ、フキ、フキ


ビニールに入ったフキの水煮は道内のスーパーではよく見かけるものだ。
多くのスーパーに2種類が並べてあり、「ラワンぶき」の方が高い。
今回買ったものも「ラワンぶき」の方だが、材木などのラワンかと思ったら道足寄郡足寄町螺湾(らわん)のことだった。
足寄の名産品らしいが、他のフキとの違いはわからない。
一度他のフキを買ってみているが、味もそれほど違うとは思えない。
北海道民は違いがわかるのだろうか?
植物の目録を見るのは至難というか地獄を覗くようなので見たくないが、国内にフキはフキ1種のみらしい。となると「ラワンぶき」は品種もしくは地方形、変種と考えるべきなのだろう。
ちなみに北海道の植物でいちばん分量が多いのはフキだと思う。
どこを見てもフキだらけで、北海道全体がフキに覆われているようだ。
それならわざわざ足寄の「ラワンぶき」を買わなくてもいいのではないか。
次回、北海道では自然界のフキを採取してみたい。


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