風邪の日にハマチのあらと豆腐をたく
心にも優しく、お腹にも優しい味

高熱で伏せった数日をへて徐々に熱が取れ、咳が治まりして、最低限の仕事をして、合間合間に食べられそうなものを作る。たまにはこんな数え日も悪いもんではないと思い始める。
外出できないので保存食で食べられそうなものを作る。
冷凍庫から兵庫県淡路島南淡町のハマチ(ブリ)のあら、豆腐、泥ねぎで、食材はこれだけ。暮れの買い出しもできないので、これで十二分だろう。
いきなり作り始める。
いきなり豆腐を下ゆでする。煮つける豆腐は下ゆでしないとアクが出る。
解凍したあらは適当に切って、豆腐をゆでた湯で湯引き、冷水に落としてぬめりと粗熱を取り、水分を切る。
余談だが、同じセットで同じような煮つけは、暮れになって2度目である。1㎏弱のハマチのあらで、同じおかずを2回作る。同じ物を作ったのは病をえているボクの本能による、というか甘辛く煮た豆腐が胃に優しいからだ。
ついでに言えば、あらだけで計4人前というのも、魚の丸買いのいいところだろう。
鍋に酒・砂糖・濃口醤油・溜まり醤油・水を煮立てた中にアラを入れて、豆腐を入れて一気に煮上げる。
煮上がりに焼きねぎを加えて出来上がりだ。
ちなみにこれでご飯1膳なので健康的な生活じゃないかな、と思う。
問題はご飯がやけにすすむことくらいじゃないかな。