アオリイカのげそ天はすごくうまい。
高級イカのげそはやはりウマスギ!

スルメイカと比べると昔は遙かに高かったアオリイカが、スルメイカの高騰で安く感じる。近年、ツツイカ4種であるヤリイカ、スルメイカ、ケンサキイカ、アオリイカが並ぶという不思議な光景が見られるが、極端な値段の差がみられない。あえて挙げると近年、ヤリイカがいちばん少なく、値も安定的に高い気がする。
さて、アオリイカの水揚げが多くなり、取り分けやすい時季でもあるため、刺身は当然のこと、煮つけにしたり和え物にしたり、揚げてみたりしている。
数日ごとに買っているので、一部冷凍保存しているが、揚げ物にするなら冷凍した方が味はともかく、間違いなく揚げやすい。
げそは流水解凍して、頭部に切れ目を入れて、足(腕)にもとんとんと切れ目を入れる。それでも油はねが恐いなら軽く湯引きするといい。
水分をよくきり、小麦粉をまぶし、硬めの衣をつけて中温で揚げる。
終いに煙が出るほどの高温にまで高めて揚げきる。(念のためにここまで油温度は高温にしなくてもいい)
イカ類のいいところは冷凍してもあまり劣化しないことだ。
ちょっとだけ何か欲しいときにすぐに使える。
しかもアオリイカの「げそ天」はイカ類ならではアデノシン一リン酸や各種アミノ酸からくる甘味が豊かである。
柔らかくほくほくとして、ちゃんとイカらしい風味もある。
このウマスギのげそ天は1尾分ではもの足りなくなるほどだ。
これでノンアルコールビールは味気ないけど、そろそろアルコール解禁といきますかてな気持ちになる。