ハチビキの刺身に時季当来を知る | コラム | 市場魚貝類図鑑

ハチビキの刺身に時季当来を知る

身の色にあっとおどろくクマゴロウだ


八王子綜合卸売協同組合、舵丸水産、クマゴロウが銭州から持ち帰ったハチビキは体長48cm・1.98kg だった。
ハチビキは大きいほどおいしいが、このサイズはその大きさを満たしている。
卵巣が少しだけ膨らんでいて、そろそろいい時季かも、なんて思う。
またハチビキの脂の補給源はクロタチカマス科(クロシビカマス)やハダカイワシからのもので、独特の風味を持つ。

ほとんど赤身魚のような身色の身を、刺身にしたら、思った以上に脂がある。
層を作るほどではないが、身に混在して、身が柔らかい。
舌にねっとりとからむ。
ハチビキのうま味は赤い身に、カツオマグロ類のような酸味ではなく、脂以外のうま味成分が複雑にからみあった甘味があるのこだ。

脂が豊かなのに後味がいいのも魅力だろう。
銭州で釣り上げられた翌日なのでほどよい硬さも魅力である。

酒は新潟県村上市の「〆張鶴 花」で、でしゃばらないところが、やけにハチビキに合う。

赤い魚だけど身まで赤いのが特徴


ハチビキ科の大形魚で全長1m近くになる。
沖合いの深場に生息している。
本州などでも水揚げがあったが、むしろ沖縄などで重要な魚で、沖合い深場などにいる細長い魚「まち」のひとつ。
関東では昔、外見も赤いし、身も赤いので「赤さば」と呼ばれ嫌われていたが、近年、高級魚とまでは言えないが、一定の評価を得ている。
■舵丸水産は、一般客に優しいので、ぜひ近くにお住まいの方は一度お寄り頂きたい。


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