明石海峡の針イカで大阪風お好み焼き
お好み焼きにはもったいない?

兵庫県明石、明石浦漁協からやってきていた針イカ(コウイカ)は2はい入りだった。慌ただしさに紛れて1はい分の胴を食べそびれてしまい、仕方なく冷凍する。
イカのいいところは冷凍がきくことである。
ある深夜、撮影が終わったのはいいが、あまりのハラヘリに眠る気にもなれない。冷凍庫をあさって出て来たのがかの針イカだ。
値段を考えると解凍して刺身だけれど腹の虫が治まりそうにない。まさかまさかの虫押さえにお好み焼きを作る。
表面は香ばしく中はふんわり大阪風

針イカは解凍しないまま薄く切って塩で和えておく。
キャベツを切る。
小麦粉を溶き、マヨネーズを少し加える。
キャベツ、卵、針イカを生地のボウルに入れて、スプーンで向こうから手前に回転させるように混ぜる。
ちなみにボクの生まれた徳島県美馬郡貞光町(現つるぎ町)周辺は、昔からお好み焼きといえば大阪風である。たぶん徳島県全体が大阪風だと思うがどうだろう。
じっくり時間をかけて焼き上げる。最近、ごま油で焼くことが多くなったが、深夜なのでサラダ油にする。
そろそろ焼き上がるというとき魚の粉と青のりがあるのに、徳島県ならでは加賀屋のお好み焼きソースが切れていることに気がついた。