二宮定置などなど、5月のショウサイフグはおいしいかも

5月のフグに食指は動かないけど


八王子卸売協同組合、舵丸水産のクマゴロウとか、水産関係者と話をしていたら、ショウサイフグの旬はわかりにくいという話になった。
確かに旬は寒い時季だけど、それ以外にもおいしい個体に遭遇するという。
それじゃダメな時季はというと、これまたはっきりしない。
寒い時季から春、3月くらいまで水揚げが多く。
4月から6月になってもぽつりぽつりと入荷を見る。

さて、旬がわかりにくいショウサイフグなので、味の詳細メモを書き残しすことにした。
今回、5月7日と11日に手に入れた個体は上々以上の味だった。
7日のものは二宮定置の若い衆がくれたもの。ありがとう!
11日のものは釣り師が相模湾もしくは三崎沖あたりで釣り上げたものだ。
磨いて1日寝かせて刺身にした。
撮影したときは、忙しすぎて、買い物にも行けず、ねぎと「かんずり(新潟県妙高市の赤トウガラシの調味料)」だけで食べた。

5月のショウサイフグはともに生殖巣が膨らんでいなかったが、体長23cm・295g前後という大きさから産卵群ではなかった可能性があるし、早々に産卵したものかも知れぬ。
エサの豊富な時季に荒食いをしたせいか身に張りがある。
筋肉だけにして三枚に下ろし、1日水分を抜いただけで、薄く切りつけるのに適した硬さとなった。

かんずりの辛み塩気とライムの酸味だけで食べる


さて、トウシロなのでやや一切れが厚めとなったものの、ショウサイフグはトラフグほど硬く締まらないので、ちょうどいい食感が楽しめた。
噛むほどに甘味があり、うま味もある。
舌にまったりするのは少ないながら脂があるのかも。
「かんずり」とライムだけなのにやけに味わい深い。
久しぶりにフグらしい味を十二分に堪能できた。

酒は新潟県佐渡の「北雪 純米吟醸」を冷え冷えにして、正一合。

昔々から安くておいしいフグの筆頭であった


ショウサイフグの魚名は体の斑紋が潮際(波打ち際の波が崩れるところ)の泡立つような模様からだ、という説があるが、由来は不明。
昔から安くておいしいフグの代名詞だった。
本州から九州、朝鮮半島にいる中型のフグで、筋肉と精巣のみ食用可。
釣り魚として人気がある。
■フグの調理は一般人は原則的に行なわないこと。


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