3月23日 和歌山県産大アジ

大アジが水氷できた


八王子綜合協同卸売組合 マル幸で和歌山県産の大アジ(マアジ)を買った。太り肉で、体長37cm・620gを手に取ると料理店主の視線を感じる。水氷だったこともあって、一瞬産地がわからなかった。
和歌山県産だということは荷を端から端までみてやっとわかった。関東出荷で水氷にする努力を感じたものの、流通上もっとも見にくいのが発泡に文字を彫り込んだ表示なのである。
「日本海」というどでかい表示すら暗いと見えにくい。便利だとは思うけど、今回のものは海岸線が長い和歌山県のどこで揚がったのかまではわからなかった。
ちなみに大阪で、和歌山県産は人気が高く「有田」だとか、「加太」など、地域名で呼ばれている。
東京送りとはいえ、和歌山県でももっと細かく、市もしくは漁港がわかる表示をすべきだと思う。

脂はさほど多くないが味わい深し


さて、大アジなのだけど実にきめ細かい身質で最上級の味わいであった。生殖巣、白子が膨らみかけていたが、ここ数週間が味のピークではないか? マアジの面白いところはサイズによって脂ののりのピークがずれることだ。
もちろん一部のプロの間でだが、関東でも和歌山県産マアジは人気がある。近々また豊洲に行くので、和歌山県産を探すのも面白いだろう。


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