お、お、根室産マイワシが来ていたのか
刺身はまるでぼた雪が積もったようだ

八王子綜合卸売協同組合、舵丸水産に北海道根室市『北海屋商店』からマイワシが来ていた。たぶん2㎏判で、上イワシとされるものである。
マイワシは年間を通して産地ごとに買って比べているので、数尾買う。
帰宅後、すべて手開きにする。
驚くことに中骨近くが赤い。
脳みそに「?」がいっぱい浮かんだが、根室から航空便(空の便を使って送られたもの)で来るには、経費から考えても上物でなければならない。
脂がないのか? あるのか?
皮を剥いたら皮の下にある脂の層が、牡丹雪が積もったようである。
口の中に入れた途端に溶ける。
醤油を落として、そのまま茶の友とする。
非常に濃い目に煮だした奈良県十津川村の番茶が合う。
刺身だって茶菓子代わりになる、のである。
かき揚げ本体よりも本当は離れ小島の方がうまい

さて、なんのために買ったのか?
そばの相棒が欲しかったからだ。
刻んで、下味に振り塩をする。
ダメになりそうな青じそ、オクラも適当に切る。
小麦粉をからめて、溶いた天ぷら粉(市販の天ぷら粉はとても便利)を加えて揚げる。
揚げながら、離れ小島になったものを味見するととてもうまい。
いつも思うことだけど、かき揚げの離れ小島に優る美味はないと思う。
山形のそば、北海道のイワシで昼ご飯

山形県小川製麺(このメーカーのサイトなんてダメダメなんだろう。見る気がしない。いい商品を作っているのに残念)「とびきりそば」をゆでる。
つゆはアジ厚削り節(ムロアジの節を厚めに削ったもの)、ソウダ節薄削り、さば節の在庫整理でとっただしにみりん、醤油だ。
これがボクの昼ご飯。
若い頃はこれで1合の酒が飲めたけど、番茶の緑茶を冷やして舌を洗う。