春の小田原、全長17cmマアジの酢洗い

最近、自分の中に酢愛が多すぎて困っている。
必ず酢のものを食卓に、がボクの日常である。
マアジを酢締めにするのは日常茶飯事となっているのも酢愛からだ。
今回のは酢締めというよりも、酢で洗っただけ。
2尾なのでたっぷり食べたいだけ食べる。
この日、マアジとマルアジの刺身を食べているのに、酢洗いを食べても、刺身の延長戦とは感じない。
今回のマアジは脂がのっているので、生酢でしめても味にこくがある。
2尾分作って半合の酒で、全部食べきって仕舞いそうになるのを我慢して半身分残す。
それにしても酒に合う。
夕方、半合の酒を飲み、資料読みをする、のが最近のボクでもある。
〈人の問いたるに 知らずしも〉などと、時間を消費する。
ちゃちゃちゃっと、夜中に作る酢のもの

がんばってのこした半身で夜中に「きゅうりもみ」を作る。
家庭料理はちゃちゃちゃと作るのが基本である。
薄く切ったきゅうりに塩をして少し寝かせる。
流水で余分な塩分を取り、水を搾って適当に切ったマアジの酢洗いと合わせて、甘酢に浸す。
食卓のアジの酢のものに納豆ご飯

これが翌日の朝ご飯の小鉢となる。
一般家庭ではこのような「流れ」こそが大切である。
酢の物は、生温い日に食卓に涼やかさをくれる。
5月に初夏を迎えるのは嫌だなと思い納豆ご飯をかき込み、ねばった口に「きゅうりもみ」を、だ。
夏近し きゅうりもみに 時季のアジ。