松島産剥き身で、カキのつけ焼き
焼いたカキのおいしさを堪能するための大振りの剥き身

大振りのマガキの剥き身と、小振り剥き身があって、朝っぱらから「なぜ、この前(2月20日)、ボクが大きいものを買ったか」という話を魚屋のおっちゃんと話していた。
料理屋と魚屋では剥き身の大きさの好みが違う、という話から始まってずるずると長話をする。
ボクの場合、いちばん作りたかったのが、つけ焼きだったから大振りの剥き身に飛びついたのだ。
ていねいに水分をきったのを強火で焼く。
醤油とみりんとたれをつけて焼き上げる。
焼けるそばから山椒を振って食べる、というのは贅沢だけど年に一度はやらかしたいものだと、思っている。
焼くとぎゅっと締まってくるが大振りだと締まりすぎない

このつけ焼きは中世室町期からある「色づけ」の進化形だと思っている。
室町時代には「みそたまり」だったものが、江戸時代に醤油になる。
飛躍的においしくなる。
きっと江戸時代、都市に住む人は醤油のありがたみを感じて食べたんだろうな、と思いながら、ボクも醤油ありがたし、と思っている。