周殻(外部に面する石化した殻)の高さ4cm前後になる。非常に鮮やかな赤や、くすんだ赤、薄い赤、白いものもある。殻の表面はさわってもすべすべしている(オオアカフジツボは殻表がコツゴツしている)。
アカフジツボの生物写真一覧 (クリックで上に拡大表示)



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珍魚度・珍しさ
★★
少し努力すれば手に入る魚貝の物知り度
★★★★★
知っていたら学者級食べ物としての重要度
★★
地域的、嗜好品的なもの味の評価度
★★★★
非常に美味
分類
節足動物門甲殻亜門顎脚綱鞘甲亜綱蔓脚下綱完胸上目無柄目フジツボ亜目フジツボ上科フジツボ科アカフジツボ亜科アカフジツボ属外国名
学名
Megabalanus rosa (Pilsbry, 1916)漢字・学名由来
漢字 赤富士壺 Standard Japanese name / Akafujitubo
由来・語源 色合いから。地方名・市場名 ?
生息域
海水魚。外洋に面した岩礁、ブイなどに付着。
本州北部から沖縄県八重山諸島。生態
雌雄同体。隣接する個体同士が精子を交換する。
幼生期(ノープリウス幼生、キプリス幼生)をへて岩などに着生する。
岩などには水中接着セメントという物質で張り付く。基本情報
国内でもっとも普通に見られるフジツボで、赤いのでよく目立つ。
地域によっては食用としているようだが、まだ調べているところ。
漁業、とくに定置網などでは構造物に付着するために嫌われている。
流通上は一度だけ見ている。非常に味がよいので養殖されてもいるようだが、殻が非常に硬いので食べるのに難儀する。食用に向いているとは言えない。
珍しさ度 流通しないが、海岸に出ると意外に簡単に見つけられる。水産基本情報
市場での評価/一度だけ流通上で見ているが、一定の評価はない。
漁法/採取
産地/選び方
ー味わい
旬は不明。
殻が非常に硬い。可食部はミネフジツボよりも少ない。栄養
ー危険性など
ー食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)
好んで食べる地域・名物料理
ー加工品・名産品
ー釣り情報
ー歴史・ことわざ・雑学など
ー参考文献・協力
同定/千葉県立中央博物館駒井智幸
参考/『フジツボ類の最新学』(日本付着生物学会 恒星社厚生閣)