ヤマトシビレエイ

Scientific Name / Tetronarce tokionis Tanaka, 1908

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    • 珍魚度・珍しさ

      ★★★★
      めったに出合えない
    • 魚貝の物知り度

      ★★★★★
      知っていたら学者級
    • 食べ物としての重要度


      食用として認知されていない
    • 味の評価度

      ★★★
      美味

    分類

    動物界脊索動物門顎口上綱軟骨魚綱板鰓亜綱エイ区エイ上目シビレエイ目ヤマトシビレエイ科ヤマトシビレエイ属

    外国名

    Trapezoido torpedp
    言語英名 

    学名

    Tetronarce tokionis Tanaka, 1908

    漢字・学名由来

    漢字 大和痺鱏、大和痺鱝 Yamatosibireei
    由来・語源 田中茂穂の命名で、〈米國カリホルニヤ州沿岸に産する Tetronarce californica (Ayres)と同一種かも知れない。〉とある。 Tetronarce californica (Ayres)は現在のゴマフシビレエイで、同一種と疑いながらも、記載したため、カリフォルニアのものとは別種であるという意味を込め大和としたのかも。
    種小名/tokionis 〈東京市場へ希に現れることがあるが、神奈川縣國府津の海岸へも陸揚げされたことがあるようである〉。田中茂穂は東京市場(日本橋魚河岸)で発見して記載した。tokionis=「東京の」は東京市場で発見したということ。『図説有用魚類千種 正続』(田中茂穂・阿部宗明 森北出版 1955年、1957年)
    Tanaka
    田中茂穂(Shigeho Tanaka 明治11-昭和49 1878-1974 高知県)。東京帝国大学にて魚類の分類を始める。日本魚類学の父。170種前後の新種を記載。献名された種も少なくない。

    地方名・市場名

    生息域

    海水魚。浅海〜水深735m。
    北海道釧路〜九州南岸の大平洋沿岸、島根県敬川沖、沖縄島、東シナ海大陸棚縁辺〜斜面域。
    臺灣、中国東シナ海沿岸、オーストラリア東岸・西岸。

    生態

    基本情報

    北海道〜九州、沖縄などにいる大型のエイで、発電器を持っていて不用意に触ると感電する。発電力が強く、漁師さんなどは触らないように気をつけている。食用とすることはまずなく、希にとれても捨てられている。
    珍魚度 底曳き網などでときどき揚がるが、感電が恐いのですぐに捨てられている。手に入れるのは至難。

    水産基本情報

    選び方

    味わい

    栄養

    危険性など

    発電する魚なので不用意に触ると感電する。

    食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)

    好んで食べる地域・名物料理

    加工品・名産品

    釣り情報

    歴史・ことわざ・雑学など

    参考文献・協力

    『図説有用魚類千種 正続』(田中茂穂・阿部宗明 森北出版 1955年、1957年)、『日本産魚類検索 全種の同定 第二版』(中坊徹次編 東海大学出版会)
  • 主食材として「ヤマトシビレエイ」を使用したレシピ一覧

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