ホンドオニヤドカリ

Scientific Name / Aniculus miyakei  Forest,1984

ホンドオニヤドカリの形態写真

甲長48mm前後になる。体は赤く全身に剛毛が生えている。
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甲長48mm前後になる。体は赤く全身に剛毛が生えている。甲長48mm前後になる。体は赤く全身に剛毛が生えている。甲長48mm前後になる。体は赤く全身に剛毛が生えている。頭部。真ん中が第1触角、目、第2触角。尾部。
    • 珍魚度・珍しさ

      ★★★
      がんばって探せば手に入る
    • 魚貝の物知り度

      ★★★★
      知っていたら達人級
    • 食べ物としての重要度

      ★★
      地域的、嗜好品的なもの
    • 味の評価度

      ★★★
      美味

    分類

    節足動物門甲殻上綱軟甲綱(エビ綱)真軟綱亜綱(エビ亜綱)エビ上目十脚目異尾下目ヤドカリ科オニヤドカリ属

    外国名

    学名

    Aniculus miyakei  Forest,1984

    漢字・学名由来

    漢字 本土鬼宿借 Standard Japanese name / Hondooniyadokari
    由来・語源 「おにやどかり」は毛があらく鬼を思わせるから。沖縄などにいるムニンオニヤドカリに対して本州、四国、九州などにいるため。「miyakei」は三宅貞祥(1908-1998)に献名。

    地方名・市場名

    ガニモツ
    場所神奈川県横須賀市佐島 

    生息域

    海水生。浅い岩礁域。
    東京湾〜九州。

    生態

    サザエやアッキガイ科の大型の巻き貝に宿借する。
    サザエをエサとして襲い、蓋と開けて中身を食べて、後に宿にするという変わった習性を持つ。
    ホンドオニヤドカリの宿主にサザエ、ヤツシロガイ、ナガニシなどに宿借りする。

    基本情報

    イセエビ、サザエなどの刺し網にかかる大型のヤドカリ。
    イシダイのエサとして人気があるほか、三重県紀伊長島、三浦半島などで食用にしている。
    珍しさ度 外洋に面した岩礁域に普通である。ただし食用としての流通はなくイシダイなどのエサとして販売されている。意外に手に入れようとしても手に入れにくい。

    水産基本情報

    市場での評価 流通はしない。釣りエサとしては高価。
    漁法 刺し網
    産地 神奈川県、静岡県など

    選び方

    味わい

    一般に食用ではないが甲の後ろ側に小さいけど透明感のある身がついている。これは甘味があって美味。

    栄養

    危険性など

    食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)

    好んで食べる地域・名物料理

    加工品・名産品

    釣り情報

    歴史・ことわざ・雑学など

    参考文献・協力

    『ネイチャーウォッチングガイドブック ヤドカリ』(有馬啓人 誠文堂新光社)、『原色日本大型甲殻類図鑑 Ⅰ、Ⅱ』(三宅貞祥 保育社 1982)
  • 主食材として「ホンドオニヤドカリ」を使用したレシピ一覧

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