テンガイハタ

Scientific Name / Trachipterus trachypterus (Gmelin,1789 )

テンガイハタの形態写真

25cm SL 前後になる。側へんし、タチウオのように細長い。画像は稚魚で背鰭前部と尾鰭の上部が伸びる。

    • 珍魚度・珍しさ

      ★★★★★
      一生出合えない可能性大
    • 魚貝の物知り度

      ★★★★★
      知っていたら学者級
    • 食べ物としての重要度


      食用として認知されていない
    • 味の評価度


    分類

    顎口上綱硬骨魚綱綱条鰭亜綱新鰭区新骨亜区正新骨下区アカマンボウ上目アカマンボウ目フリソデウオ科サケガシラ属

    外国名

    学名

    Trachipterus trachypterus (Gmelin,1789 )

    漢字・学名由来

    漢字 天蓋鰭 Tengaihata
    由来・語源 非常に古い和名。上部(天蓋 頭の部分)から「はた(鰭)」が出ているからか? 『日本産魚類検索』(岡田彌一郎、松原喜代松 三省堂 初版1938)には Trachipterus iris (Walbaum, 1792) でシノニムとなっている。
    Gmelin
    Johann Friedrich Gmelin (ヨハン・フリードリヒ・グメリン、1748〜1804年)。ドイツテュービンゲン(チュービンゲンとも)生まれ。博物学者。動物学、植物学、鉱物学もおさめた。カール・フォン・リンネの『自然の体系』第十三版の編集など、多数の諸作がある。カサガイ類、二枚貝のツキヒガイ、センニンフグ、テンガイハタなど国内に生息する動植物の記載も多い。

    地方名・市場名

    生息域

    海水魚。沖合中層。
    千葉県沖から高知県沖。中部太平洋、ニュージーランド。

    生態

    基本情報

    18世紀にヨハン・フリードリヒ・グメリンが記載したもの。脆弱な体で200年以上も前の模式標本はどうなっているのだろう。本種は幼魚しか見つかっておらず、また近縁種のサケガシラは成魚しか見つかっていない。
    珍魚度 珍魚そのもの。国内でも稚魚は希に見つかるが成魚などは西太平洋で考えても見つかる確率は非常に低い。

    水産基本情報

    選び方

    味わい

    栄養

    危険性など

    食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)

    好んで食べる地域・名物料理

    加工品・名産品

    釣り情報

    歴史・ことわざ・雑学など

    参考文献・協力

    『日本産魚類検索 全種の同定 第二版』(中坊徹次編 東海大学出版会)
  • 主食材として「テンガイハタ」を使用したレシピ一覧

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