殻長79mm・殻幅69.2前後になる。甲はホモラ科での中では丸味を帯びる。甲の表面は全体的に棘がある。鉗脚(はさみ脚)にはごま粒状の疣がある。第5脚が極端に小さく、先がレンチのようになっていて貝殻などを背負うことができる。[甲長83・甲幅60mm 雄]
イボテオオホモラの生物写真一覧 (クリックで上に拡大表示)
-
珍魚度・珍しさ
★★★★
めったに出合えない魚貝の物知り度
★★★★★
知っていたら学者級食べ物としての重要度
★★
地域的、嗜好品的なもの味の評価度
★★
まずくはない
分類
節足動物門甲殻上綱軟甲綱(エビ綱)真軟綱亜綱(エビ亜綱)エビ上目十脚目短尾下目ホモラ上科ホモラ科Moloha属外国名
学名
Moloha majora (Kubo, 1936)漢字・学名由来
漢字/疣手大ほもら Iboteoohomora
由来・語源/同じホモラ科では大型で手(鉗脚)に疣状のぶつぶつがあるため。ホモラは、学名のHomolidae科もしくは、ホモラ属のHomora から。Kubo
久保 伊津男(くぼ いつお)。1909年(明治42)〜1968年4月10日。動物資源学・甲殻類学者でクルマエビの権威だった。多くの甲殻類を新規記載する。地方名・市場名 ?
生息域
海水生。100-250m。
房総半島沖,相模 湾,駿河湾,熊野灘,土佐湾。生態
ー基本情報
房総半島以南のやや深いところで刺網などにかかる。非常に珍しいカニで、しかも脚がとれやすい。食用ではないので、食べた人は少数派である。
可食部分が非常に少ないので、食べないで、博物館などに寄贈すべきかも。
珍しさ度 非常に珍しく、手に入れるのは至難である。水産基本情報
市場での評価/流通しない。
漁法/刺網
産地/神奈川県選び方
原則的に生きているもの。死んだ物で液体が出ているもの、殻が黒いものは古い。味わい
旬は不明。
殻はとても硬く、刺々しい。甲下の筋肉はあまりなく、脚の筋肉も少ない。食べやすいのは鉗脚の部分のみ。栄養
ー危険性など
ー食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)
好んで食べる地域・名物料理
ー加工品・名産品
ー釣り情報
ー歴史・ことわざ・雑学など
ー参考文献・協力
アドバイス・同定/池田等さん(神奈川県)
協力/内藤淳一朗(スーパー ヤオマサ 神奈川県小田原市 ■http://www.yaomasa.com/index.htmlHomora)
『相模湾産深海性蟹類』(葉山しおさい博物館)