サツキマス
サツキマスの形態写真一覧 (スワイプで別写真表示)
珍魚度・珍しさ | ★★★ がんばって探せば手に入る |
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魚貝の物知り度 | ★★★★ 知っていたら達人級 |
食べ物としての重要度 | ★★ 地域的、嗜好品的なもの |
味の評価度 | ★★★★★ 究極の美味 |
概要
生息域
淡水→海水(沿岸域)。
静岡県以南の本州の太平洋側・瀬戸内海側、四国、大分県、宮崎県。
生態
水温20℃以下の渓流域で春に孵化。
秋になると背鰭の先端が黒くなり、パーマークが目立たなくなり銀色になる(スモルト化)。
この銀色に変化したものをシラメという。11-12月に下流域、海水域に移動する。
沿岸域でカタクチイワシ、イカナゴなどを補食し急速に大型化する。
4月下旬〜5月に体長30-50cmの個体が川を遡上する。夏は大きな淵でいて、秋に産卵する。
基本情報
サツキマスは【サツキマス・アマゴ Oncorhynchus masou ishikawae】の降海型である。
静岡県以南の太平洋側などに流れ出る河川と内湾などでとれるものだが、今や希少だ。陸封型のアマゴも純天然ものは減少傾向にある。
味のよさは一部で知られているものの、絶滅危惧の味覚となっている。
珍魚度 珍魚とまでは言えないが、個体数・水揚げが少なく手に入れるのは至難。
水産基本情報
市場での評価 産地は少なく関東などでは見ていない。非常に高価。
漁法 バッチ網、釣り
産地 岐阜県、愛知県、徳島県
選び方・食べ方・その他
選び方
体高のあるもので厚みがあるものは脂がのっている。触って張りがあり表面にぬめりのあるもの。
味わい
旬は冬から春。
鱗は細かく取りやすい。皮は厚くて強い。骨は軟らかく小骨がある。
身は鈍い朱色で軟らかい。
栄養
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危険性など
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食べ方・料理法・作り方
サツキマスの料理・レシピ・食べ方/刺身(ルイベ)、煮る(煮つけ)。焼く(塩焼き)、ソテー(ムニエル)、汁(みそ汁)、揚げる(唐揚げ)
基本的にサケ科の魚なので、三枚に下ろして腹骨と血合い骨を取り、24時間以上冷凍したものを刺身にして食べてみた。
サケ科独特の風味があり、脂がたっぷりのって口に入れた途端に身がとろけるように思えた。甘みがあり、強いうま味がある。非常においしい。
好んで食べる地域・名物料理
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加工品・名産品
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釣り情報
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歴史・ことわざなど
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