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50㎝ SL 前後になる。鋤骨・口蓋骨(上あご)の歯の列は「小」の字タイプ。稚魚、若魚のときにはパーマークに朱色の斑点があるが、成魚になると消える。
ビワマスの生物写真一覧 (クリックで上に拡大表示)
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珍魚度・珍しさ
★★★
がんばって探せば手に入る魚貝の物知り度
★★★★
知っていたら達人級食べ物としての重要度
★★
地域的、嗜好品的なもの味の評価度
★★★★
非常に美味
分類
顎口上綱硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区真骨亜区正真骨下区原棘鰭上目サケ目サケ科サケ属外国名
学名
Oncorhynchus biwaensis Fujioka, Kuwahara, Tabata, Fuke and Nakabo, 2025漢字・学名由来
漢字/琵琶鱒 Standard Japanese name / Biwamasu
由来・語源/延喜式に「阿米魚」、和名類聚抄には「琵琶湖特産のマス」であるから。
「ます(鱒)」という言葉が生まれた語源となった魚のひとつ。
2025年まで学名がなかった。地方名・市場名 ?
生息域
淡水魚[陸封型 トラウトタイプ]。
本来は琵琶湖特産魚。栃木県中禅寺湖、長野県木崎湖、神奈川県芦ノ湖などにも移植されている。生態
産卵期は秋で9月から11月。琵琶湖に流れ込む河川に遡上して産卵。
稚魚は翌年の5月から6月に琵琶湖に下る。
琵琶湖の沖合、水深15メートルから20メートル。
琵琶湖の稚アユなどを捕食している。
湖内で5年ほど生活して、また川に上る。親は産卵後死んでしまう。基本情報
サクラマスに近い種で、琵琶湖固有種だ。主に滋賀県、琵琶湖周辺で流通、消費される。地域的産物といったもの。また、近年、高級魚として人気が全国的なものとなってきている。
10月、11月が禁漁期。好漁不漁があり、まとまってとれたときには関東などにも出回ってくる。
琵琶湖周辺で本種はごちそう、高級な魚である。
珍魚度 禁漁期以外に琵琶湖に行けば、比較的見つけやすい。水産基本情報
選び方
色あせていないもの。触って張りのあるもの。鰓が鮮紅色であるもの。味わい
旬は晩春から夏。
鱗は小さく薄い。皮は厚め。骨は軟らかい。身に細くて長い骨がある。
白身。身が朱色に見えるのはサケ特有のアスタキサンチンによるもの。
サケ特有の香りがある。
寄生虫などの危険はゼロではないと思うが、現在のところ琵琶湖の漁師さんなどで生食での罹病は聞いていない。栄養
ー危険性など
ー食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)
ビワマスの料理・レシピ・食べ方/生食(刺身、酢じめ)、焼く(塩焼き)、ソテー(ムニエル)、揚げる(フライ)、煮る(煮つけ)
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ビワマスの刺身(背) サケ科特有の風味があり、脂が乗っているので柔らかい。強いうま味と甘味があって非常に美味である。ある意味、海に生息するサクラマスと似ている。
琵琶湖産ビワマスからの寄生虫は検出されない。これに従って刺身にしてみた。夏の固体は非常に脂がのっていて美味である。
水洗いして三枚に下ろし、腹骨・血合い骨を取る。皮を引き、刺身状に切る。
ビワマスのマリネ ニンニク風味のオリーブオイルでマリネしたもの。ライムの酸味と青トウガラシの辛みを加えている。何もしなくても柔らかく脂もあり、十二分においしいが、酸味と辛味が加わると別種のおいしさがある。クリックで閉じます![]()
水洗いして3枚に下ろす。腹骨・血合い骨を取り、皮を引いて薄く切る。塩をしてオリーブオイル、青トウガラシのスライス、にんにくでマリネする。ケーパーなどはお好みで。
ビワマスの塩焼き サケ科特有の風味がいちばんよく楽しめる。焼いた皮のおいしさ。たっぷりして脂の甘さ、身の適度なほぐれ感、そしてその甘味など非常に美味である。クリックで閉じます![]()
三枚に下ろす(二枚でもいい)。胸鰭近くを切り身にして塩をして焼き上げる。
ビワマスのムニエル 身は層を成している。ソテーするとほどよく締まり中はしっとりとして豊潤である。甘味が強く、サケ科らしい風味もある。非常に味わい深く、琴線に触れる味である。クリックで閉じます![]()
水洗いして三枚に下ろす。腹骨・血合い骨を取り、切り身にする。塩コショウして小麦粉をまぶしてじっくりとソテーする。
ビワマスのフライ 揚げると層を作っている筋肉の間で脂が一度液化する。その層の中に脂があり、甘い。身にもうま味があり、上品で位ながら味がある。クリックで閉じます![]()
水洗いして三枚に下ろす、腹骨・血合い骨を取る。切り身にして塩コショウする。小麦粉をまぶし、溶き卵をからめ、パン粉をつけて揚げる。
ビワマスの唐揚げ 内臓を抱いている薄い骨周りを揚げたもので、表面がさくっと香ばしい。豊かな脂があり、熱いうちに食べると半液化して甘い。クリックで閉じます![]()
水洗いして腹骨と腹鰭周辺を切り取る。水分をきり、片栗粉をまぶして二度揚げする。好んで食べる地域・名物料理
滋賀県琵琶湖周辺。なれずし、やはずし、炊き込みご飯など。加工品・名産品
ビワマスの天日干し 開いてやや強く干し上げたもの。サケ特有の香りがあり、とてもうまい。西浅井漁業協同組合(滋賀県長浜市)
こけらずし ビワマスのなれずしのこと。比較的早く出来上がるもので、ご飯も食べる。『鮎茶屋(滋賀県長浜市)』釣り情報
ー歴史・ことわざ・雑学など
ー参考文献・協力
『日本産魚類検索 全種の同定 第三版』(中坊徹次編 東海大学出版会)、『湖魚と近江のくらし』(滋賀の食事文化研究会 サンライズ出版)、『琵琶湖の魚類図鑑』(藤岡康弘/琵琶湖博物館特別研究員・川瀬成吾・田畑諒一/琵琶湖博物館学芸員) サンライズ出版株式会社 2024)
