スサビノリ
代表的な呼び名ノリ
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コラム
5月7日、主菜は淡路産マサバの塩焼きコラム
今季、明石のノリはいいノリだ料理法・レシピ
湿気た色変わりした板ノリは佃煮にする
物知り度 | ★★★★ 知っていたら達人級 |
---|---|
食べ物としての重要度 | ★★★★★ 非常に重要 |
味の評価度 | ★★★★ 非常に美味 |
概要
生息域
海水生。潮間帯上の岩上、海藻につく、杭の上など。
北海道西部、南岸、太平洋岸、瀬戸内海、九州。
生態
冬から春に繁殖する。
夏には分枝した糸状体となって貝殻に穴を掘り、その中で生活する。
基本情報
海苔(紫菜)は古代から食べられてきたもので、非常に高価なものだった。これを江戸時代に養殖が始まり、現代になり大々的な規模で養殖されるようになって手軽に食べられるようになった。
本種はもともとは東北地方や北海道の岩礁域の潮間帯に群生していた。これを1970年代頃、養殖用ノリとして品種改良した。その後、品種改良が進み、千葉県袖ヶ浦市奈良輪で見つかったナラワスサビノリが主流となっている。
ただし日常的に食べているノリが本種だということを知る人は非常に希である。
国内で生産されるノリは35万トンを超え、板海苔にして80〜100億枚になる。これに韓国、中国などからの輸入するものが10億枚を超える。海苔1枚のサイズは縦21センチ×横19センチ。そのほとんど総ての原料が改良されたスサビノリだ。産地で改良が進み様々な品種がある。また毎年、種苗生産されるために出来不出来がある。
最近では下水道の発達と、河川や山間部の乱開発のために海の貧栄養化が進み、日本各地で色落ちなど様々な問題が起きている。
本種はもともとは東北地方や北海道の岩礁域の潮間帯に群生していた。これを1970年代頃、養殖用ノリとして品種改良した。その後、品種改良が進み、千葉県袖ヶ浦市奈良輪で見つかったナラワスサビノリが主流となっている。
ただし日常的に食べているノリが本種だということを知る人は非常に希である。
国内で生産されるノリは35万トンを超え、板海苔にして80〜100億枚になる。これに韓国、中国などからの輸入するものが10億枚を超える。海苔1枚のサイズは縦21センチ×横19センチ。そのほとんど総ての原料が改良されたスサビノリだ。産地で改良が進み様々な品種がある。また毎年、種苗生産されるために出来不出来がある。
最近では下水道の発達と、河川や山間部の乱開発のために海の貧栄養化が進み、日本各地で色落ちなど様々な問題が起きている。
水産基本情報
市場での評価 海苔(板海苔)のほとんど総てが本種。大領に流通して比較的価格が安定している
養殖
主な産地 佐賀県、福岡県、兵庫県。熊本県、宮城県、愛知県
生産量は90億枚を超えている。
選び方・食べ方・その他
選び方
板海苔は黒いものが値段が高いが、色合いで味はわからない。
生ノリは黒いもの。茶色く退色したものは古い。
味わい
旬は冬
晩秋から摘み取りが始まるが、この時期から冬までが柔らかい。
甘みがあり、ノリ独特の風味がある。
栄養
ー
危険性など
ー
食べ方・料理法・作り方
生ノリの料理・レシピ・食べ方/揚げる(天ぷら)、生食(酢の物)、煮る(佃煮)
好んで食べる地域・名物料理
日本全国、韓国
鉄砲巻き(鉄砲) 東京湾の海苔漁をされている方達の伝統料理、お弁当。全形の板海苔にご飯とおかかを巻き込んだもの。名の由来はのり巻きに具(加薬)をくるむことから、「加薬=火薬」で鉄砲とついたとのこと。また「鉄砲」というのは関東では筒状のものに何かを差し入れたものの、例えば「鉄砲漬け」などの総称でもあるよう。
鉄砲巻き(鉄砲) 東京湾の海苔漁をされている方達の伝統料理、お弁当。全形の板海苔にご飯とおかかを巻き込んだもの。名の由来はのり巻きに具(加薬)をくるむことから、「加薬=火薬」で鉄砲とついたとのこと。また「鉄砲」というのは関東では筒状のものに何かを差し入れたものの、例えば「鉄砲漬け」などの総称でもあるよう。
加工品・名産品
板海苔 ノリを紙のようにすいて干したもの。[佐賀県、岡山県、兵庫県、千葉県、愛知県、三重県など]
さばきのり 徳島県徳島市。黒のり(養殖スサビノリ)を板状にしないで乾したもの。
刻み海苔 板海苔の細い帯状に切ったもの。ちらしずしなどに使う。
品川巻 細長いしょうゆ味のあられに海苔を巻いたもの。古く品川は海苔の産地であったことにちなむ。1970年頃以前にはアサクサノリ、以降はスサビノリが原料だと考える。[あきおか 東京都品川区北品川]
さばきのり 徳島県徳島市。黒のり(養殖スサビノリ)を板状にしないで乾したもの。
刻み海苔 板海苔の細い帯状に切ったもの。ちらしずしなどに使う。
品川巻 細長いしょうゆ味のあられに海苔を巻いたもの。古く品川は海苔の産地であったことにちなむ。1970年頃以前にはアサクサノリ、以降はスサビノリが原料だと考える。[あきおか 東京都品川区北品川]
釣り情報
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歴史・ことわざなど
■ スサビノリは1950年代以降、アサクサノリに代わって養殖ノリの主流になってきた。そして今やほぼ総てがスサビノリ。
■ 現在養殖ノリの主流となっているナラワスサビノリ(奈良輪スサビノリ Porphyra yezoensis Ueda from.narawaensis Miura)は千葉県袖ヶ浦市奈良輪の養殖業者によって1965年に見つけられたのでこの名がある。
■ 海苔1枚の大きさは横19センチ、縦21センチ。10枚で1帖という。
■ 大阪など関西では海苔巻きの海苔は生のまま使う。『すし富(東大阪市)』など