タラバエビ科はイチジクと相性がいい

徳島を代表する普段の食事というと、うどんとばらずしではないか。ちょっと忙しい日だと近所のうどん屋から「うどんとばらずし」をとる。ちなみに徳島県の真ん中あたり美馬郡の古めかしい町では、「食堂」という言葉はあったものの、「うどん屋」とも呼ばれていた。このうどんのことで言えば、意外に知られていないのは香川でもそうだが、今騒がれている「讃岐うどん」というものはそもそもなかった。あれはいつの間にか「腰の強いうどん=香川のうどん」という間違った概念をよそ者が作って香川徳島共通の普通の、「うどん屋のうどん」をときに混同、ときに知らんぷりしている。そのうどん屋のばらずしであるが、甘めのはんなりした酢飯。そこに錦糸卵、赤板蒲鉾、三度豆(いんげん)、紅ショウガ、そして大正金時の煮豆がのる。

●徳島市のセルフうどんの店で


トヤマエビとイチジク


タラバエビ科のうま味成分と粘液の混ざり合った甘さと、イチジクの甘さがとても相性がいい。
特にトヤマエビ、ボタンエビのように大型のタラバエビ科と合わせると豪華でもある。

コイ目(Cypriniformes)について

Family Acheilognathidae Bleeker, 1863
Family Balitoridae Swainson, 1839
Family Catostomidae Agassiz, 1850
Family Cobitidae Swainson, 1838/ドジョウ科
Family Cyprinidae Rafinesque, 1815/コイ科
Family Danionidae Bleeker, 1863
Family Gobionidae Bleeker, 1863
Family Nemacheilidae Regan, 1911
Family Tincidae Jordan, 1878
Family Xenocyprididae Günther, 1868


鯛について

音としての「たい」は「平たい」の「たい」ではないかと思っている。要するに左右に平たい魚という意味だ。ただし漢字「鯛」は違う。
「鯛」とは、もっとも狭い考え方ではマダイのこと。少し緩めるとタイ科であって赤い体色をもつもの。厳密な意味での「鯛」とは、タイ科の赤い色のマダイ、チダイ、キダイであった。これを「鯛三種」と言う。冠婚葬祭や歳時記、贈答品としてこの国が長きにわたり、深く馴染じんできた。

後に漁業の発達により、赤い「鯛」が増えた。小笠原や沖縄にいるタイワンダイ、キビレアカレンコ、アカレンコ、ヒレコダイ、ホシレンコなどが加わる。赤いという意味合いではアフリカやヨーロッパから輸入されているタイ科の魚もこれに加わる。

少し広げて、タイ科の魚は「鯛」と考えるとクロダイ、ミナミクロダイ、ヘダイ、キチヌ、オキナワキチヌなども、「鯛」である。

その他は「たい」、「だい」とついても一般的な意味での「鯛」ではない。「あやかり鯛」である。
●写真は香川県高松市で作られている嫁入人形のひとつ、「鯛えびす」。伝統工芸士の乃村七重さん作。


あやかり鯛

高い鯛(マダイ)に「あやかる」という意味合いで「あやかり鯛」としてみた。ところが最近ではタイ科のマダイなどの値がさほど高くなく、「あやかる」必要がなくなっている。

ここで「あやかり鯛」とはタイ科以外で「たい」、もしくは「だい」がつく魚のことだ。



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