久しぶり! 「目光」の唐揚げでビール | コラム | 市場魚貝類図鑑

久しぶり! 「目光」の唐揚げでビール

逢魔が時のビールの友とする


アオメエソ科のアオメエソ・マルアオメエソ問題には苦しめられた。
あのようなものは大量に集めて、同じ船の50個体くらいを比較して、個体間でどれくらい変異があるかを調べればわかりそうなものだが、種をなくすというのは魚類学者にとってはもっとも難しいことのようだ。

さて、今回のものは茨城県北茨城市のものなので旧マルアオメエソで、今やアオメエソだ。
南の個体でついた標準和名が、北でついた標準和名を消したことになる。
でも、北の呼び名、「目光」が全国で使われるようになっているので、南北名前では1勝1敗ともいえる。

持ち帰ったらささっと鱗をなぜるように取り、頭と内臓も取る。
水分をよくきり、片栗粉をまぶして二度揚げする。
揚げ上がりに塩と五香粉を振る。
もちろんコショウでもチリペッパーでもいいし、なにも振らなくてもいい。

ということで、「目光」の定番料理、唐揚げにかぶりつきながら、ビールを逢魔が時に飲む。
頭を取ったらら3尾で40gほどなので軽いおやつといった感じだし、まだ明るい内のビールは仮眠をとるため、なのでなんとなく自由な、よい時間が過ぎていく。

それにしても1980年代、茨城県日立港で、船が出なかったので魚を買った苦い経験がある。
そのときにオマケでもらった「目光」が、安すぎるという意味での未利用魚ではなくなっている、そんなことも思い出す。

唐揚げがやっぱりいちばんおいしいかも


目光(アオメエソ)は本州以南の太平洋側に多く、日本海側ではほとんど揚がらない。
アオメエソだけではなく、アオメエソ科すべてが産卵場などが謎だらけなので、できるだけ小さな個体、できるだけ大きな個体を記録してみている。
もちろん意味はないけれど。
比較的原始的な魚でサケと同様、脂鰭がある。
骨が柔らかいので唐揚げのための魚のようだ。


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