3月 埼玉県岩槻の旅2 三宅邦子と、ウナギと

ふな又はやけに新しい作りの店だった


岩槻(埼玉県さいたま市岩槻)に行ったのは2月、3月と事務的な仕事があり、また分類の階級整理をしていときだ。
階級整理は準備しているだけなのに本当にハードワークである。
疲れてベッドにダウン。小津安二郎関連の書籍を読んでいたら、三宅邦子が岩槻出身であることを知った。
岩槻というのは享徳の乱の重要な地で、太田氏(太田道灌とは別家)が築城するなど、騎西町(埼玉県加須市)とともに面白い地でもある。
ちなみに中世、太田氏、成田氏、岩松氏はひょっとしたら一所懸命の語源のひとつだと思っている。

ネットを使って調べると三宅邦子の実家は江戸時代天保年間創業の川魚問屋であり、後に料亭となる。
屋号は『鮒又』で現在も続いているようである。
疲れているときには、休むよりも旅に出るべしだ。

三宅邦子はボクの世代にはリアルには感じられない


さて三宅邦子の実家は、現在、屋号が『ふな又』となっている。
野次馬根性丸出しで、ここで昼ご飯をとる。
時間があまりなく、入り口近くで待ちをしていたおねえさま方に勝手に同じ仲間ということに偽装していただいて、早めに席につく。
おねえさま方には感謝感謝! ついでに子供の頃の食事(日常的に食べていた食品)についても聞取できた。
昔からウナギをよく食べていたということ、コイやフナも煮て食べた。ただし「ざっこ」は食べていないそうだ。
岩槻には「ウナギを売る店が多く、ウナギ店も多かったのよ」という。
それにしても埼玉県のウナギ専門店(川魚専門店)、ウナギも出す料理店の数は国内一、しかもレベルが高い。

離れに三宅邦子のパネルなどが飾ってあった。
三宅邦子は大正5年(1916年)生まれ。
小津映画で有名だが、ボクの世代にはテレビドラマやコマーシャルに出ていた人である。
懐かしいか? というと、わからない。
ただ、松竹映画を彩った女優のひとりとして重要だと思う。

岩槻城とか博物館めぐりをしたあとなのでまずはビール


さて、『ふな又』はウナギ専門店ではない。
川魚店でもないのは、埼玉県のウナギ料理専門店につきもののコイ料理がなく、「ざっこ料理(モツゴや小型のフナ)」もない。
明らかに料理店であって、人気があるのはお昼のランチで、松花堂弁当、幕の内弁当、懐石料理もある。
お願いしたのは上うな重とビールだ。
おねえさま方は待つわよ、といったがあっと言う間にやって来た。
見ず知らずの方を前にうまそうにビールはダメかもな、とは思ったものの、2時間以上歩いた後なのでうまい。

期待してなかったが、思った以上にうまいうな重が食べられた


うな重には肝吸いと香の物がついていた。
当たり前だが東京風で白焼きして蒸してからタレをつけたと思えるもの。
かなりおいしいが、埼玉県では平凡かも。
ある意味、専門店でもないのにこのレベルはすごいかも



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