益子焼の鉢にアサリとウルイの炒りつけ

春はシンプルでこそ春


春の味覚、アサリとウルイを純に味わう。
技もなんにもない、素材だけの、素の料理を昼下がりに作ってみた。

アサリがため込んだ海の水とウルイの春萌えのみずみずしさだけ。
剥き身とウルイを用意すれば、あとは炒りつけるだけなので、数十秒で出来上がる。
ウルイは山菜の中でもっとも無個性である。
甘味としゃきしゃきした食感があるものの、苦みも渋味も青臭みもほとんどない。
味の主役はアサリ。
軟体から染み出たうま味と塩分がまとわりついて全体を調和させる。
シンプルな料理にこそ春はある。

ぐい飲みとして使う気はなかったのだけど


帽子型の焼き締めの器は益子の石川圭さんのもの。
下ろしたてなので、じょじょに姿を変えていくのかな?
ぐい飲みは圭さんの父親である石川雅一さんのもの。
酒は岐阜県笠原町の「三千盛」だ。
このようなあざとい器使いも、たまにはいいかも。

最近、アサリは北海道産が多い


八王子卸売協同組合、舵丸水産で北海道産アサリを買う。
アカガイを買うと酒を飲むことになるし、ほっき(ウバガイ)は最近買いすぎている。
どうせなら何にでもできるアサリがいい、ということでのアサリである。

材料はアサリとウルイだけで他にはなにも


材料はアサリの剥き身とウルイだけ。
アサリはすべて剥き身にする。
剥き身にしたときに出た水分の中で洗い、水分を切る。
最近、スーパーでも見かけることの多いウルイは適当に切る。

フッ素加工のフライパンでから炒りするだけ


これをフッ素加工のフライパンでから炒りする。
アサリとウルイから適度な量の水分が出てくるが、これだけで火を通す。
火が通るとアサリがぷっくりと膨らんでくる。


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