寒い日のカゴカキダイの刺身は雪の色

脂だらけだけど後味は軽い


もともと目立つ魚だが、魚のないときなのでカゴカキダイの縦縞模様が余計に目立つ。
しかも大きい。
しかも表面がギラギラして、触ったら脂の存在が強く感じられる。

真っ白の刺身を口に入れるとラードのような舌触りで、脂のかたまりそのものだった。
口の中で脂が溶けていく時間が長い。
やっと後から魚のうま味がくる。
短時間感じられる、うま味はとても強く、微かな磯魚の風味が舌に残るが、嫌な感じはしない。

最近、脂ギトギトといった刺身はほんの少しだけしか食べられないが、例えばブリの脂と比べると、カゴカキダイの脂は後味が軽い。
いただきものの麦焼酎のお湯割りを飲むと、きれいさっぱり後口がなくなる。
冬のカゴカキダイは危険なうまさ、だと思う。

極寒の日、ツートーンで、やたらに目立つ


1月8日、八王子総合卸売センター、福泉に大分県佐伯市鶴見からカゴカキダイが来ていた。
魚のないときにやけに輝いて見える。
帰宅して測定すると体長19cm・270前後は立派としか言いようがない。

これを刺身にする。
三枚に下ろして腹骨を取り、背と腹に分けて皮を引くが、引けない。
包丁を見ると白い脂がべっとりと、まるで歯磨きペーストのようについている。
これを刺身状に切る。


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